飯テロしてこない！　涙をそそられない！　疲れた心にしみる喫茶店コメディ

とある町にある、ちょっとした商店街の、ちょっとした喫茶店「アネモネ」には、今日もマスターとバイトのよっちゃん目当て(？)の常連さんたちがやってくる――。

2022年9月22日、柘植文（つげ あや）さんの新聞連載漫画『喫茶アネモネ』2巻（東京新聞）が発売される。

柘植さんは、ドラマ化された『野田ともうします。』などでおなじみの人気漫画家。『喫茶アネモネ』は、2017年より東京新聞・ 中日新聞で連載されている喫茶店コメディ漫画だ。

いろいろとこだわる老マスターと、しっかり者のバイトのよっちゃん。二人が切り盛りする喫茶店「アネモネ」には、個性的な常連さんがいっぱい。たわいない会話に心癒され、しょーもないジョークにニヤリとさせられ、ちょっとした拍子に不覚の涙をそそられ......はしない。喫茶店が舞台なのにあんまり「飯テロ」にもならない、そんな漫画だ。

2021年1月発売の『喫茶アネモネ』1巻は、「クスクス」「じわじわ」「まったり」「くせになる」と大好評で、続々重版された。2巻には、新聞で連載された104篇に、描きおろし4篇を加えた108篇を収録。

■柘植文さんプロフィール
1973年東京都出身。1999年商業誌デビュー。著書に、ドラマ化された「野田ともうします。」「中年女子画報」「幸子、生きてます」「むか～しむかしの」など。