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【イタリアマンマのおうちごはん】カルダモン風味のパンナコッタとイチジクのソース

  • 2022.9.9
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ドルチェの定番パンナコッタを大人風味で

Ciao!
料理家の緒方美智子(@michiko_ogata_viafrua)です。

最近は空が高くなり少しずつ夏の終わりも感じますね。でも、日中はまだ気温が高くなることもあるので、スイーツももう少し冷たいものが食べたい気分。

そこで今回はイタリアのドルチェの定番、パンナコッタをご紹介します。

「Panna cotta パンナコッタ」は北イタリアのピエモンテの伝統的なドルチェ。

もう、ご存じだと思いますが名前の由来は、「Panna パンナ」がクリームで、「Cotta コッタ」は火を入れる、煮るなどの意味。「生クリームに火を入れた」という意味からきています。

本場のパンナコッタは生クリーム比率が多くて、日本のものよりもとても濃厚。むっちりとした食感です。

トラットリア(レストラン)などでは何もかけずにそのまま食べることもありますし、ガストロノミア(お惣菜屋さん)でもソースなしで売られていることもあります。

でも、定番はカラメルソースやチョコレートソース、アングレーズソースやベリーソースなどを添えていただきます。家庭ではベリーをはじめとしたフルーツを合わせることが多いです。

さて、今回は濃厚さを少しライトにした、カルダモンを効かせた大人風味のパンナコッタをご紹介します。

ふんわりと漂うカルダモンの香りとミルクの相性は抜群。イチジクのソースを添えたワンランクアップのおうちドルチェです。

作り方はシンプルで簡単。初心者の方でもすぐにできますよ♪

カルダモン風味のパンナコッタとイチジクのソース

材料(4~6人分/300cc分)
【パンナコッタ】

・生クリーム……200cc
・牛乳……100cc
・グラニュー糖……40g
・板ゼラチン(粉ゼラチン可) ……4g
・カルダモン(ホール)……5~6粒

※粉ゼラチンを使う場合も同量の4gです。
※カルダモンはパウダーでも代用できますが、固まったときにパウダーが底に沈んだ状態になります。

【イチジクソース】

・イチジク……300~350g
・グラニュー糖……40g
・赤ワイン……50cc
・レモン汁……1/2個分
・カルダモン(ホール)……5~6粒

下準備

板ゼラチンを水につけて戻しておく。
カルダモンはすべて潰す。

作り方
【パンナコッタ】

1. 生クリーム、牛乳、グラニュー糖、カルダモンを鍋に入れて弱中火にかけてグラニュー糖を溶かす。沸々し始めたらすぐに火を止める(沸騰させないように気を付ける)。

2. ふやかしておいたゼラチンの水気をよく搾り、1に加えて余熱でよく溶かす。

3. 2をザルに漉してから器に注ぎ入れて、冷蔵庫で1~2時間以上冷やして固める。

4. 固まったら、イチジクソースを添える。

※グラスや器ではなくプリン型などに入れて抜く場合は、抜く前に表面をお湯で一瞬だけ温めるときれいに外れます。

人数が多い時にはバットやボウルなどで作り、すくってサーブするのもおすすめです。

【イチジクソース】

1. イチジクを6~8等分に切る。

2. 鍋にすべての材料を入れて強火にかける。沸騰してきたら中火にして煮る(火にかけ始めてから8~10分)。

3. 途中で灰汁が出てきたら取り除く。

4. 8~10分経ったら火を止めて冷ます。

ソースは果肉をごろごろ残して

イチジクソースはかき混ぜすぎるとイチジクが溶けてしまうので、たまにかき混ぜるぐらいにしましょう。

余ったら、ヨーグルトやパン、バニラアイスクリームにかけてもおいしいので、いろいろと楽しんでみてくださいね。

ボナペティート♪

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