待ちに待った食欲の秋が到来! 秋刀魚や林檎、梨に葡萄など、おいしい旬の味覚がたくさんありますよね。
さて、今回は秋の季語である食べ物から「麦薯蕷」をご紹介します。記事を読んだら、みなさんもきっと食べたくなってしまうかもしれません…!
「麦薯蕷」の読み方!
1文字目はとっても簡単! パンやケーキなど、私たちが日常的に口にする食べ物の原料である「小麦」でおなじみの「麦(むぎ)」ですよね。しかし「薯蕷」を読める方は、あまり多くないかもしれません。
ヒントですが、「麦薯蕷」の読み仮名は4文字です。「薯蕷」の読み方をご存知の方ならば、「あれ、読み仮名は5文字にならないの…?」と不思議に思われたかもしれませんね。
…それでは、正解を発表します。
正解は「むぎとろ」でした!
「麦薯蕷」について
「薯蕷」は「とろろ」と読むことが多いため、「麦薯蕷」の読み方は「むぎとろろ」だと思った方もいらっしゃるかもしれません。しかし、正解は「むぎとろ」です。
さて、それでは「麦薯蕷」とはどのような食べ物なのでしょうか?
〘名〙 麦飯にとろろ汁をかけた食物。《季・秋》
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
「麦飯」に「薯蕷汁(とろろじる)」をかけたから「麦薯蕷」…とってもストレートで覚えやすいですね!
ちなみに「麦飯」とは麦と白米を混ぜる、もしくは麦のみを炊いたご飯です。「むぎめし」のほかに「むぎいい」や「ばくはん」などの読み方もありますよ。
また、「薯蕷」は「とろろ」のほかに「じょよ」や「しょよ」、「じょうよ」などとも読むそうです。
まとめ
いかがでしたか?
「麦薯蕷」は「むぎとろ」と読みます。
ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!