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「なにを表す?」わかったらスゴい【地図記号】の意味、正解は?

  • 2022.10.4
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今回ご紹介する地図記号が表しているものは、ふだんあまり見かけることはないかもしれません。

でも、「交番」や「病院」のように身近にあるものではないですが、みなさんその存在は認識しているはずですよ。

さて、なにを表しているのでしょうか?

この地図記号の意味は?

まるで長い棒にカモメがとまっているかのようにも見えますが、実はとある植物を表しています。

「え、植物ってもしかして…?」と、なにかピンときた方もいらっしゃるかもしれませんね。

そう! この上についているくるんとした葉っぱの形が、大きな特徴になっています。

あれ? よく見ると、葉っぱの下になにか実(み)のようなものが見えますね。実は、これも大きなヒントになっているんですよ。

それでは、正解を発表します。

正解は「ヤシ科樹林」でした!

豆知識

「ヤシ科樹林」の地図記号の形は「ヤシの木を横から見た様子」からきているんだそう。画像検索をしていただければわかりますが、葉っぱの形をはじめなかなか特徴を捉えていますよ。

さて、この地図記号は「ヤシの木」のみを表す訳ではありません。「ヤシ科植物」や「大型のシダ植物」など、「大型の熱帯植物が生えている場所」を示しているそうです(出典:国土地理院公式ホームページ)。

ちなみに、「ヤシ科樹林」のように今日でも使われ続ける地図記号もあれば、時代の移り変わりの中で廃止されてしまったものもあることはご存知でしょうか?(※2万5千分1地形図において)

たとえば「牧場」がその1つ。こちらは、昭和40年図式でなくなったそうです。

また、一部の地図でのみ使われている地図記号もあります。たとえば「銀行」は昭和30年図式でなくなったものの、1万分1地形図では使われ続けているそうです。

まとめ

いかがでしたか?

今回もとてもユニークな地図記号でしたね。でも、ほかにも様々な種類があるんですよ。

今後もご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!

参考文献:国土地理院公式ホームページ