今回ご紹介する地図記号はかなりの難問かもしれません!
まるで端っこがはみ出している四角形のようですよね。でも、これがれっきとした地図記号なんです!
さて、いったい何を表しているかわかりますか?
この地図記号の意味は?
「ちょっと変わった四角形にしか見えないけれど…」と困惑されている方も多いかもしれません。
お悩みの方のために、ここでヒントをお伝えします!
この地図記号を見ていると、とある漢字が思い浮かびませんか?
…そう! 「井戸」の「井」によく似ていますよね。実は、この地図記号が表すものを「なにかの井戸」に関連しています。ちなみに、水ではないですよ?
…それでは、正解を発表します。
正解は「油井・ガス井」でした!
豆知識
「油井・ガス井」と聞いても、いったいなにかわからない方も多いかもしれません。
「あぶらい」「がすい」と読みたくなりますが、正しい読み方は「ゆせい」「がすせい」になります。さて、これらはどのようなものなのでしょうか?
まずは「油井」について確認しましょう!
〘名〙 石油をくみあげるために掘った井戸。石油井戸。
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館
続いては「ガス井」です!
〘名〙 地中の天然ガスを採取するために掘られた井戸。
出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館
どちらも天然資源を採掘するために掘られた井戸のようですね。
国土地理院公式ホームページによると、「油井・ガス井」の地図記号は、これらのうち「現在採取中のもので、目標となる施設を有するもの」を示しているそうですよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回もとてもユニークな地図記号でしたね。でも、ほかにも様々な種類があるんですよ。
今後もご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!
参考文献:国土地理院公式ホームページ