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「ブラジル産は苦味が強め?」産地別の珈琲豆、知って得する違いと“自分に合った一杯”の見つけ方【プロ直伝】

  • 2022.11.11
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画像:Elena Gordeichik/Shutterstock

自宅での珈琲をもっと楽しむために、知っておきたいのが豆の選び方

「濃口が好きな人に向いている品種は?」「あっさりめが好きならどの挽き方がいいの?」

産地や挽き方ひとつでグッと味わいが変わるので、その傾向を知っておいて損はないはず!

そこで今回は、あなたに合った珈琲豆を選ぶための指標を、珈琲のプロである富田佐奈栄さんにお伺いしました!

富田さんはカフェを始めたい人に向けたビジネススクールを開校。カフェのスペシャリストとして、企業のメニュー開発や講演会など、カフェ事業の発展に向けて積極的に活動されています。

ぜひ今回の記事を参考にして、自分の好みに合った、最高の珈琲を発見しましょう!

まず知っておきたい、珈琲豆の3大産地

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画像:Aaroh/Shutterstock

 

珈琲豆は比較的暖かく、標高の高い場所でよく育つため、赤道を挟んで北緯25度から南緯25度までの一帯(別名:コーヒーベルト)で多く栽培されています。

コーヒーベルトとは、なかなか直球な別名ですよね…。その中でも、特に有名なのが以下の3つの産地です。

1. ブラジル

なんと世界の生産量の3割を占めているのがこのブラジル。味の傾向としては、苦みが強くてほどよくキレがあり、しっかりとした味わい

2. インドネシア

味の傾向としては、コクがあって、しっかりとした味わい

3. コロンビア

味の傾向としては、酸味と香りが引き立っていて、スッキリとした味わい

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とにかく濃口が好みならブラジル産後味がスッキリしたものが好きならコロンビア産、その中間のバランスのとれた味わいが好きならインドネシア産、といったところでしょうか。

他にも、最近はフレーバーティーのようなフルーティーな風味が特徴の豆も人気で、そういった方にはエチオピア産の豆もオススメです。

コーヒーの飲み方によって選びたい3つの焙煎方法

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画像:NakoPhotography/Shutterstock

産地の他にも、豆自体の味を変化させるのがその焙煎度合い。

焙煎度合いは大きく分けて3つあります

1. 浅煎り

アメリカン珈琲など、あっさりめなコーヒーが好きな方にオススメの焙煎度合い。

 

2. 中煎り

ホット珈琲を楽しみたい方や、珈琲ミルクやお砂糖を入れて飲みたい方にオススメの焙煎度合い。

 

3. 深煎り

しっかり濃い味が好きな方や、カフェラテなどのアレンジが好きな方。アイス珈琲を飲む方にも向いている焙煎度合い。

お店によっては購入した豆をその場で焙煎してくれるところもあるので、最適な焙煎度合いを覚えておくと、自分好みの味により近づけることができますよ。

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味の傾向を知ることで選択肢が広がる!

味の好みは人それぞれ。自分の好きな味を求めて、いろんな国の豆を選ぶもよし。いつもと違う焙煎度合いを試すもよし。味の傾向を知っておくと、選択の幅もグッと広まること間違いなしです!

最高の一杯を求めて、色々試してみてください!

※記事内の画像はイメージです。

※タイトル写真:Elena Gordeichik/Shutterstock



監修:富田佐奈栄(Twitter:@sanaesensei
佐奈栄学園 カフェズ・キッチン 学園長。日本カフェプランナー協会 会長。テレビ番組をはじめとする各メディア出演や、食品メーカー等に商品企画やメニュー提案なども行い、そして、数々の本を出版するなど、カフェのスペシャリスト・パフェのスペシャリストとして活躍中。さらに、講演依頼を受け、カフェビジネスの発展に全力を注ぐ。

編集・執筆:小島千明
1994年生まれ。新卒で出版社に入社し、テスト誌の編集者として勤務後、フリーに。現在は雑誌、書籍、webを中心に編集・ライター業務を行なっている。興味分野は美容・暮らし。自宅は大量のコスメで溢れている。

図解イラスト:たま