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営業終了まで残り1か月…札幌駅直結「paseo(パセオ)」の懐かしい記憶

  • 2022.9.3
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札幌駅直結の商業施設「paseo(パセオ)」が、今月いっぱいで営業を終了します。

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誕生から32年。
買い物や待ち合わせ、食事の場として親しまれてきたパセオ。

その歴史を振り返るとともに、街ゆく人にパセオでの懐かしい記憶を伺いました。

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パセオがオープンしたのは、バブル景気に沸いた1990年の11月。

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札幌駅高架下の商業施設としてグランドオープン!

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最新のファッションが揃い、飲食店も軒を連ねる新たなショッピングゾーンとして話題になりました。

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ちなみに、パセオの名前の由来はスペイン語で「散歩道」という意味なんです。

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そして2011年には、パセオは長年使ってきたロゴを一新して、最大規模のリニューアルをしました。

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現在のパセオのテナント数はおよそ180軒。

時代の流行にあわせてテナントが入れ替わるなか、32年前のオープンから、ずっと営業し続けている居酒屋さんがあります。

パセオウエスト地下一階にある「魚河岸 甚平」。

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新鮮な海鮮料理が評判です。

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創業は1972年。
パセオが出来る前の「札幌駅名店街」時代から続く50年の老舗です。

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しかし、今回の営業終了をきっかけに、移転をせず、お店を畳むことにしました。

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お店の古川さんは「“移転なし”を教えると、涙ぐむ常連さんがいる。泣かれるとこっちが泣きそうになって、うれしいな…と思う。ありがたいし、愛されているんだと、最近ますます思う」と話します。

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そもそも、32年間愛され続けてきたパセオは今回、なぜ営業を終了するのでしょうか。
それには、2030年度末の開業を目指している、北海道新幹線 札幌駅の工事が深く関わっています。

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電車が通る高架橋の下に位置しているパセオ。

新たに作られる新幹線の高架橋や耐震補強の工事により、パセオの空調や電気など主要設備の撤去が必要となったのです。

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営業終了まであと1か月。
見慣れた、この風景も見納めです。

パセオにどんな思い出があるか、街ゆく人に聞いてみました。

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こちらの20代の女性は、「結婚指輪を作ったのがパセオ」だといいます。

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購入したのは「プロポーズ」というブライダルジュエリー店で、購入者限定で指輪の磨き直しを無料サービスしています。

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旦那さんと一緒にパセオを訪れた際は年に1回程度お店で磨き直してもらっているといい、「寂しくなる」と話していました。

こちらの70代の女性は、パセオの元従業員!

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「そばとお酒 八雲」というおそば屋さんで、60歳になるまで17年ほど働いていたそう。

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取材した日、一緒にいたご友人も、おそば屋さんで一緒に働いていた仲間。
働いていたときもよく一緒に旅行へいっていたそうで、「(本州に)夜汽車で行ったのがいい思い出」と振り返ります。

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今もこうして昔の仲間で集まっているといい、パセオは大切な場所になっているようです。

お客さんもお店の方も、思いは様々でした。

パセオの営業終了まであと1か月。

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皆さんも、思い出を振り返りながらお出かけしてみてはいかがでしょうか。

※掲載の内容は番組放送時(2022年9月1日)の情報に基づきます。

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