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映画『異動辞令は音楽隊!』に出演中の高杉真宙にインタビュー♡「TVで見るより迫力があって…」主演・阿部寛の第一印象とは?

  • 2022.9.3

ar's Cinema Paradise

スクリーンの中で輝きを放つあの俳優から目が離せない。
今回は、映画『異動辞令は音楽隊!』に出演する高杉真宙さんにインタビュー♡

高杉真宙。ar9月号より

阿部(寛)さんの第一印象は「大きい!」でした(笑)

「僕が演じる北村は、警察音楽隊でサックスを担当しています。
「楽器はできないけど大丈夫かな…」と不安でしたが、『ミッドナイトスワン』の内田英治監督とご一緒したいという気持ちで挑戦することに。
練習時間もちゃんといただけたので、一時期は「僕の職業って音楽関係なのかな」と錯覚してしまいそうになるサックス漬けの毎日でした。
うまい下手は関係なく、音にどんな味つけをするかは、台詞に芝居をのせる役者の仕事と似ている気がします。
劇中の音楽シーンでは監督から動きの指示はなかったので、隊員それぞれが想いのままに全身を使って演奏していました。

北村は音楽隊に後ろ向きで、仕事だからやるというスタンス。
でも阿部(寛)さん演じる成瀬が配属されるのをきっかけに心の変化が生まれます。
それを映画の本筋に沿って観ている人に少しずつ感じてもらえるように、周りの人とのやり取りや、一瞬の目線でどう魅せていくかを意識しました。

隊員それぞれに個性があるんですけど、僕は清野(菜名)さんが演じる来島の葛藤が結構好き。
一見爽やかそうなのに、生きづらさを抱えているんです。
人生には何かを削らなきゃいけない瞬間が出てくるという彼女のドラマは、性別問わず共感できると思います。

阿部さんの第一印象は「大きい!」でした(笑)。
体格がしっかりしていらっしゃるので、TVで見るより迫力があってかっこよかったです。
クランクイン前に集まって音合わせを数日間したのですが、阿部さんはドラム初挑戦なのにめちゃくちゃお上手でびっくり。
他のみなさんも鍛錬されたのが伝わってきました。

僕は路上ライブをするシーンの撮影中、学生の部活のような高揚感があったんです。
きっと映画をご覧になる人も、真摯に向き合うものが大人にもあっていいんだと思える作品です。
ぜひ音楽とともに、不器用で一生懸命な青春を感じてください!」

『異動辞令は音楽隊!』
コンプライアンスが重視される現代、鬼刑事の成瀬(阿部 寛)の強引な捜査は周囲にうとまれていた。そして、ついに命じられた異動先は警察音楽隊。はぐれ者ぞろいの隊員たちとともに、「人生こんなはずじゃなかった」という想いを抱きながらぶつかり、涙し、ブラスバンドを響かせる! 出演/阿部 寛、清野菜名、磯村勇斗 他 配給/ギャガ 8/26全国ロードショー

Photo:Otsuru En(SHOWAKICHI ¥50) Styling:Araki Daisuke Hair Makeup:Tsutsumi Sayaka Text:Iida Honoka

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