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人間よりも短い命だけれど、愛情はいっぱい持っている。ある猫の物語

  • 2022.9.2

ケイコモエナ・どすこい母さん(@keikomoena)は、家族と、毛がふさふさな15才のポーちゃんという名前の猫と暮らしています。少し足腰は弱くなったものの、まだまだ元気なポーちゃん。今回のお話は、誰よりも家族のことを見てきたポーちゃん目線から愛情たっぷりに語られる、モエナ家についての物語です。

モエナ家のアイドル、ポーちゃん

ケイコモエナさん宅で暮らす、アイドルのポーちゃん。本当の名前はポワルです。ポワルはフランス語で体毛という意味で、その名の通り良く毛玉になって転がる、ふわっふわの体毛の持ち主です。

もうすぐ15歳のポーちゃんはモエナ家との付き合いが長く、誰よりも家族の皆を見守っています。

家族が頑張っていることがわかる

ある日、夫婦げんかを見つけたポーちゃんは、ケイコモエナさんにすり寄ります。頑張っていることを大事な人に認めてもらいたいという、ケイコモエナさんの気持ちがわかるポーちゃん。

毎日子どもたちのため、家族のために必死に頑張っていること、ちゃんとわかっています。ポーちゃんは言葉を話しませんが、家族みんなの味方。

ケイコモエナさんだけでなく、パパ、息子、娘、みんなに寄り添い、成長を見守ってきました。各家族についてポーちゃんが愛情たっぷりに語るシーンは、心にじーんとくるものがあります。

ポーちゃんとの別れは突然に

モエナ家を見守るポーちゃんとの別れは突然にやってきます。1月の寒い雨の日に、車にひかれてこの世を去ってしまったのです。

あまりに突然のお別れに、深い悲しみに包まれるモエナ家。あまり涙を見せないパパが目を赤くし、息子は泣き崩れました。

猫の命は平均的な人間よりもずっと短く、永遠に一緒にいることはできません。それでも命がある限り、家族みんなに寄り添い、愛らしい姿で癒やしを与えてくれたポーちゃん。体は小さくても、大きな大きな愛情の持ち主だったのでしょうね。

ペットと暮らしたことがある人ならだれもが涙なくして読めない『モエナ家のポーちゃん』。筆者も涙しながら読みましたが、不思議とその涙は温かいものでした。ケイコモエナさん一家とポーちゃん、双方の愛情を感じられるストーリー。気になる方はぜひ本編も読んでみてくださいね。

著者:アステル

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