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1年間の育休を取った男性が、コロナ禍の子育てを体験した話。

  • 2022.9.2
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ウェブサイト「note」と「オモコロ」で人気の会社員兼作家・岡田悠さんが、初の育児エッセイ『1歳の君とバナナへ』(小学館)を発売した。

コロナ禍での結婚、妻の妊娠・出産、そして育児。ニューノーマル時代の育児にはどんな難しさが、そして発見があったのだろうか?

岡田さんは自身のnote記事で、本書の特徴を3つ挙げている。

1. 一年間の育休を取得した男性が書いたこと
2. コロナ禍の育児を描いていること
3. 子どもへの手紙形式で書いていること

男性で長期育休を取る人は、まだまだ少ないのが現状だ。一年間の育休を取った男性としての経験、そして、出産の面会ができない、保育園に行けないなど、コロナ禍だからこその育児の経験を岡田さんは書き記している。

そして本書は、子ども=「君」への手紙形式で綴られている。

君はまだ1歳だから、この時間を覚えておくことはできない。バナナの皮を振って踊った朝のことも、歩きたくて涙を溜めた朝のことも、きっとすベて忘れてしまうだろう。 だから僕は、この手紙を書こうと思う。僕らがどんなふうにして出会い、暮らしたのか。10年後か20年後か、いつか君が読めるようになったときのために、書き記していこうと思う。 1歳の君とバナナへ。
(本文より)

「君」の成長に毎日驚き、子育てを一言で表現するなら「すげえ」だと言う岡田さん。2020年代ならではの父親のあり方とは、そして今の時代に「家族をつくること」とは? 愛とユーモアに満ちた、新時代の育児エッセイ。

■岡田悠(おかだ・ゆう)さん
1988年、兵庫県生まれ。会社員兼作家。旅行記を中心に様々な Webメディアで執筆。著書に『0メートルの旅』(ダイヤモンド社)、『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』(河出書房新社)。一児の父。好きな育児グッズは電動鼻吸い器。

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