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“観測史上最も早い”は幻に…気象庁が「梅雨明け」時期を“修正” 6月下旬→7月下旬に

  • 2022.9.2
「観測史上最も早い梅雨明け」と思われた6月下旬の青空(2022年6月、時事)
「観測史上最も早い梅雨明け」と思われた6月下旬の青空(2022年6月、時事)

気象庁は9月1日、今年の梅雨入り、梅雨明け時期の「確定値」を発表し、「6月27日ごろ」としてきた関東甲信地方の梅雨明けについて、「7月23日ごろ」とするなど、全国的に「速報値」から大幅に見直しました。速報段階では関東甲信などで、「統計が残る1951年以降、最も早い梅雨明け」とされていましたが、多くの地方で平年より「遅い」梅雨明けとなりました。

7月中旬、「梅雨」の大雨

気象庁は6月27日、九州南部と東海、関東甲信地方で梅雨明けしたとみられると発表。日本の南の太平洋高気圧が平年よりも北に強く張り出して、梅雨前線を北へ押し上げたとしていました。他の地方についても、沖縄、奄美、東北北部を除いて、平年より大幅に早く梅雨明けを発表し、実際に6月下旬から7月上旬にかけては、全国的に猛烈な暑さを記録しました。

しかし、7月中旬になると一転して天候が不順になり、梅雨に戻ったかのような大雨も。気象庁は、九州から関東甲信地方について、「7月中旬を中心に、上空の寒気や前線、低気圧の影響で曇りや雨の日が多かった」として、梅雨明けの確定値を7月下旬としました。一方、東北北部・南部と北陸地方では、8月上・中旬も前線や湿った空気の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多かったため、「梅雨明けが特定できなかった」と発表しました。

気象庁は例年、梅雨入りや梅雨明けについて、その時点で速報値を発表するのに加え、9月1日に確定値を発表しています。

オトナンサー編集部

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