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「何してるの!」クレヨンを全部半分に折った娘を激怒。その後思いもしなかった理由が判明し、涙

  • 2022.8.27
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ある日、1歳の息子をおんぶしながら家事をしていると、4歳の娘が新品のクレヨンをすべて半分に折っていました。思わず「物を大切にしないなんて!」と怒ってしまった私。しかし娘がクレヨンを折った理由を聞いて、衝動的に怒ったことを激しく後悔した出来事をお話しします。

寝不足が重なりイライラしていた私

息子が夜に何度も起きて、よく眠れない日が続いていたときのことです。私は寝不足からくる頭痛と闘いながら、ぐずる息子をおんぶして家事をしていました。そんな中、娘がおばあちゃんに買ってもらった新品のクレヨンを出して遊びたいと言ってきました。

娘のイレギュラーなお願いに、「忙しいのに面倒だな……」と心の中で少しイライラしながら新品のクレヨンを出し、娘に渡してから私はキッチンへ。クレヨンを使って何かの作業をしている娘の後ろ姿を見ながら家事をし、一段落着いてから覗きに行くと……。

新品のクレヨンを全部折った娘

新品のクレヨンが全部半分に折られていました! それを見て私はつい「物を大事にしないなんて!」という思いから、「なんで折ってんの!?」ときつい言葉を娘にぶつけてしまいました。その言葉に驚き、「え?」という顔でこちらを見ていた娘。

その顔を見て、「あ、しまった、これはいたずらじゃない。娘なりに理由があっての行動だ」と察知。「ごめん、本当にごめん、ちょっと待って」と言い、深呼吸を何度かして改めて「クレヨンを折って何かするの?」とやさしく聞きました。

クレヨンを折ったやさしい理由

私に怒鳴られて泣きそうになっていた娘は、おずおずと「半分にしてね、違う色と組み合わせてテープでとめれば、弟くんと同じ色使いたいって喧嘩にならないでしょ」と話してくれました。娘なりに弟のことを思いやった行動だったとわかり、余計に自分が衝動的に怒ってしまったことを反省。

「うん、そっか。ママ勘違いしちゃった。本当にごめんね。弟のこと考えてくれてありがとう」と言うと、娘の顔も明るくなり、「この色の組み合わせいいね!」などと言いながら、いそいそと折ったクレヨンをテープで止め始めました。

育児中は常に寝不足で、うまく頭が働かないことが多々あります。そのしわ寄せが子どもにいってしまうこともしばしば。自分は母親としてまだまだだなと思いつつ、今回はすぐに気づきリカバリーができてよかったとホッとしました。

ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!

監修/助産師REIKO

作画/山口がたこ


著者:山口花

田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。

ベビーカレンダー編集部/キッズライフ取材班

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