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時代はスキニーからワイドにシフト。デニムトレンドの今を語る。

  • 2022.8.26
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2000年代後半から2010年代に最も人気を博したデニムは、スキニーだろう。現在、TikTokで活躍するZ世代はこぞって酷評しているが、数多くのミレニアム世代にとって、スキニーデニムは青春時代を象徴するアイテムの一つだ。ニコール・リッチーリンジー・ローハンなど、当時のスタイルアイコンたちも皆愛用し、デニムは細ければ細いほど良いとされていた。その人気は終息したものの、ジェイ・ブランド(J BRAND)やリーバイス(LEVI'S)、ラングラー(WRANGLER)など、どのデニムブランドも定番商品としてスキニーを展開しており、もはやトレンドを乗り越えた存在であることをもの語っている。

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Celebrity Sightings In Los Angeles - August 18, 2022Photo: Getty Images

現在のデニムトレンドのトップは、バギーシルエット。エミリー・ラタコウスキーヘイリー・ビーバートレイシー・エリス・ロスジェニファー・ローレンス、そしてケイティ・ホームズなど、数多くのファッショニスタたちがゆとりのあるワイドレッグのデニムを愛用中だ。スキニーからバギーという極端なトレンドシフトは、今の時代を映しているようだ。

ここ数年、特にパンデミックの影響によって人々は着心地と快適さを重視するようになり、デニムも気楽さを兼ねたシルエットが人気を獲得した。ボトムのリラックス感を活かしたストリートコーデはもちろん、テーラードジャケットやハンドバッグといったシャープなアイテムを合わせたスマートカジュアルな路線も多く見かけるようになった。スラウチーなデニムはどんな装いにもエフォートレスな雰囲気を与え、クールな着崩し要素を加えてくれる。

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Celebrity Sightings In Los Angeles - July 12, 2022Photo: Getty Images

バギーデニムといっても、その中にはさまざまなバリエーションがある。脚全体に心地よいゆとりのあるシルエットや、ヒップが少しフィットしたもの、あるいはフレアに広がっているデザインなど。秋支度を始める今のタイミングに、体型や好みに合った特別な1本を見つけよう!

Text: Christian Allaire Adaptation: Sakurako Suzuki

From VOGUE.COM

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