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【桜井玲香さんにインタビュー】大人になって初めて気づく「オズの魔法使い」の奥深さ

  • 2022.8.26
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出典:シティリビングWeb

全国10カ所を回るミュージカル「DOROTHY~オズの魔法使い~」。主人公のドロシーを演じるのは、元・乃木坂46のメンバーで、初代キャプテンも務めた桜井玲香さん。2019年の卒業以来、順調に俳優としてのキャリアを重ね、初の単独主演を務める。

「本当にありがたいことに、少しずつステップアップしていけるようなお仕事をいただけています。毎回、自分にとっての挑戦や、高い壁があるので、それを成長につなげられるよう取り組んでいます。今回でいうと、初の単独主演なので、座長としてキャストを引っ張っていく存在になるのは大きなチャレンジです。長期公演なので自分の体調をしっかり管理することも課題だと思っています」

座長として心掛けているのは「みんなが笑顔でいられる空間づくり」。「技術面では素晴らしい先輩方がたくさんいらっしゃるので素直に甘えさせていただきつつ、体調管理もしっかりして、みんなで助け合いながら本番を迎えたいです」

物語は、世界的に知られる「オズの魔法使い」をベースにした新作ミュージカル。魔法の国に迷い込む少女ドロシーを、現代の大学生に置き換えた新しい世界観を創出してくれる。

「ドロシーのイメージを、赤髪におさげ、そばかすと水色ワンピース、と思い浮かべる方も多いかもしれませんが、今回はあえてメインビジュアルは赤と黒のシックな装い。『大人のオズの魔法使いにしたい』というお話でした。ストーリーや大きなテーマは変わらず、冒険するのは現代の女の子なので、視点も変わってくると思います。現代を生きる大人がどう感じるか、今までとは違うイメージや答えが出てくるのではと想像しています」

見どころは「オズの王国のハチャメチャな世界にドロシーがちゃんと戸惑っている」ところ。「お客さまが持つであろう感情、疑問を、舞台上でそのままドロシーがお届けできればと思っています!」

完全オリジナルの楽曲にも注目。「テーマパークに来たかのようなワクワク感があり、よくあるミュージカル曲とはまた違う印象がありました。オズの世界観に合っていて、一気に奥行きを与えてくれるようなメロディーが散りばめられています」

「現代を生きる人たちが気づいているけれど気づかないふりをしているような課題をどう乗り越えるかがテーマでもあり、子どもの頃に親しんだ『オズの魔法使い』から、改めて気づくことがあると思います。2~3時間では収まりきれないほどのストーリーが詰め込まれていて、舞台の端から端を使って動き回る、視覚的にも華やかで楽しい作品です。非日常の空間に足を運んでくださったみなさんに『明日からも頑張ろう』と思っていただけるよう頑張ります!」

桜井玲香さんの“働く”インフラ

Q.壁に当たったときの乗り越え方は?

自分の中で、これ以上いったら自分が壊れる、いつもと違うと感じたときは、ワガママだと思われたとしても、一旦そこから離れて休むことを大事にしています。無理をして全部ダメになるのは一番良くないですし、それを経験したこともあるので、休む勇気は大切です。

Q.現在、各方面で活躍する乃木坂46の同期はどういう存在ですか?

素直に、みんながやっている仕事がすごいなと思うし、いいなと思うこともあります。現役のころから、素直に相手の出世や新たなチャンスを喜べていました。新たな挑戦をするときって不安が大きいじゃないですか。そのときにそばにいる人たちに「よかったね!」「頑張って!」「楽しみにしているね!」という言葉をかけてもらうだけでパワーをもらえていました。ずっと尊敬できる存在です。

【作品情報】

ミュージカル『DOROTHY~オズの魔法使い~』

出典:シティリビングWeb

8月27日(土)から日本青年館ホールで上演予定。以降、10月まで全国10都市で公演。公演の最新情報は、公式ホームページから確認を

https://www.ktv.jp/dorothy-musical/

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誰もが知る童話「オズの魔法使い」の舞台を古きアメリカから現代のとある国へと変えた新作ミュージカル。音楽が支配する魔法の国で冒険を繰り広げる。大学のオーケストラ部でコンサートマスターを務めるドロシー(桜井玲香)は、楽団員からの不満をぶつけられ、ショックでヴァイオリンを封印しようとする。気づくと異世界・音楽の都「OZの王国」にいたドロシーを待っていたものは…。

【PROFILE】

1994年、神奈川県生まれ。2012年にアイドルグループ・乃木坂46の1期生としてデビュー。初代キャプテンを務め2019年9月にグループ卒業。ファッション誌「CLASSY.」でモデルを務めるほか、近年の主な出演作品に、舞台『フラッシュダンス』『NO STAGE NO LIFE! ミュージカルを止めるな!』『ゴースト』「恋を読む inクリエ『逃げるは恥だが役に立つ』」『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー』、ドラマ『お耳の合いましたら。』『東京放置食堂』、映画『あさひなぐ』など。最新出演作品『シノノメ色の週末』では主演を務めた。現在、ドラマ『あなたはだんだん欲しくなる』(BS-TBS)に出演中

取材・文/高木明日美(シティリビング編集部)

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