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知らぬ間に保険金詐欺犯になりかけた男性。保険会社が押しかけ、無実を主張するも...

  • 2022.8.25

思いがけず犯罪に巻き込まれそうになったことはありませんか?
今回はそんな危険を感じたエピソードについてfuelle編集部が取材しました。

■4tトラックの見分

2019年4月24日

当時私は代表取締役として会社を経営していた。

ある時、とある有名保険会社から1本の電話が入った。
内容を確認すると自社の4tトラックの見分を行いたいとの内容だった。
保険会社の要請は5月早々に弊社のトラックの見分調査をさせて欲しいとのことで、理由を聞いても、はっきりとは話さず、とりあえず5月に入り面談を約束。

同年5月7日
保険会社から5名、私への事情聴取とトラックの調査見分をした。

理由を確認すると、弊社所有の4tトラックが保険金詐欺に使われた疑いがあり調査を行っているとの説明があった。

また、私(弊社)が保険金を請求していることになっていたため
「私は何のことだか全く分からない」
と事実の話をしたが、保険会社担当者は
「社長のあなたが知らないとはおかしい」
と再三主張。

確かに、4月初旬に得意先(産廃業者)社長から相談があり、弊社の4tトラックを貸与したことはあったが、事故の話など一度もなかったしトラックに損傷もない。

その後長野市の弁護士事務所から書面が届いた。

■訳のわからない得意先

弁護士との接見要請だ。
保険会社から委託を受け、書面を送っているという。
何が何だかわからないまま、ただ不安が募った。

貸与した得意先の社長に事実関係を確認した。
得意先(産廃業者)の所有するトレーラーが自損事故を起こし、弊社のトラックを使い、偽装事故を起こし、あわよくば保険金を取ろうとしたことが話の端々から分かった。

得意先社長が言うには
「弊社名で保険金は請求したが保険金は貰っていないから問題はないし、貸与したトラックにも傷はない」
と訳の分からない話をした。

更に弊社名で900万円弱の修理見積書もだしており、これは明らかな不正行為であり高額保険金詐欺事件となるところだった。

この話の内容は、全てボイスレコーダーに記録していた。

その後弁護士と接見した際、本件は弊社が何も知らない中で行われた事案であることを証拠品とともに説明し、何とか最悪の状況だけは逃れる事ができた。

信頼してトラックを貸与したにも関わらず、この様な結果となり言葉にもならない事案だった。

(60代・男性)

今回は、危険を感じたエピソードについてまとめました。
あなたの周りに危険な人はいないか考えてみてくださいね。

文・fuelle編集部

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