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伝統の技術で「モンハンの武器」この世に爆誕 超絶美麗な「タマミツネの太刀」を見逃すな

  • 2022.8.25
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[かんさい情報ネットten.―読売テレビ]2022年7月26日放送では、伝統工芸の技でゲームの世界を再現した特別展を紹介していました。

番組が訪れたのは「さかい利晶の杜」(堺市堺区)で開催されている特別展「モンスターハンター×堺の刃物」。

カプコン「モンスターハンター」(通称モンハン)シリーズは、累計8400万本を販売した狩りをするアクションゲームで、ハリウッドで実写映画化もされ世界中で大人気。

そんなゲームの世界を再現した展示会の目玉は、ゲームに登場する太刀「狐刀カカルクモナキ」を原寸大レプリカです。

「狐刀カカルクモナキ」(画像はカプコンのプレスリリースより)

ゲームの大ファンだった堺市職員が職人に依頼し、刀の製作がスタート。

地元堺の伝統工芸「堺打刃物」の職人・水野淳さんが手がけました。

3人の匠の技で作り上げた芸術品

ゲームの設定を元に巨大な鉄材を加工していくのですが、現実世界で使われる太刀とは異なる大きさゆえに加工には時間がかかります。

飾り細工も複雑なため、寺社仏閣の木彫を手がけた技を持つ強力な助っ人・前田暁彦さんを呼び、刀の柄やさやを再現。

さらに、古代の美術品の再現などをおこなう山口雅和さんが仕上げの色を施しました。

「ゲームでは向きによって色が変わるため、それを塗装でどう表現するのかが難しくて」

と山口さんは振り返ります。いろんなグラデーションをかけ、20色位塗っているのだとか。

そして3人の職人たちは、さらなるこだわりを発揮。

「(ゲーム内の設定は)伸び縮みするんですけど、抜刀時の状態で展示するので動かない状態でいいって言われたのに、3人の職人魂に火がついてしまって」(前田さん)

「やるんだったら動かそう」と伸縮自在にしたそうです。

塗り重ねて艶やかさを感じさせる鉄、幻想的に色をかえる波紋、モンスターの爪痕が残るさや。構想3年・製作2年をかけて、この武器で実際に激しい戦いが繰り広げられたような生々しさを感じさせる作品に仕上がりました。

来場者は「感動しかない。すごい」「「堺と言えば包丁。細かいところまで再現されていますね」と話していました。館内全て写真撮影OKで、週末は入場制限がかかるほど大人気とか。

ファン必見の展示会は9月4日まで。ぜひモンハンの世界をその目で確かめてみてください。

(ライター:まみ)

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