【日光市】「日光田保沢御用邸記念公園」に残る防空壕跡

こんにちは。地域特派員のモネです。日光東照宮から中禅寺湖方面に向かう途中にある「日光田保沢御用邸記念公園」をご紹介します。

日光田保沢御用邸とは

日光田母沢御用邸は、皇太子時代の大正天皇の静養所として明治時代に造営され、大正天皇崩御後は、昭和天皇の避暑地として利用されていました。

昭和19年、東京大空襲に備えて、当時皇太子だった平成天皇（学習院初等科5年生）が疎開され、終戦まで過ごされたそうです。

建物は国の重要文化財に指定されています。

美しい襖絵や見事な細工

大正天皇をはじめ、三代にわたる天皇・皇太子がご利用になった建物や庭園から、当時の建築技術や皇室文化を垣間見ることができます。

防空壕が残る庭

小川が流れる美しい庭の一角に、防空壕が残されていました。結局、日光が空襲されることはありませんでしたが、疎開されていた明仁皇太子殿下のために、しっかりとした防空壕が建設されていたでしょう。

「防空壕（ぼうくうごう）」最近はあまり使われなくなっていたこの単語が、またニ度々ニュースに登場する世界情勢になっています。「防空壕（ぼうくうごう）」が世界中で不要になることを願ってやみません。