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「大人のトレンドに左右されないコーデ」…大御所スタイリストさん2名に聞いてみました

  • 2022.8.25
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ジュエリーやバッグに比べてローテーションが早い服たち。今買って5年先まで着られるとしたら、それは間違いなく名品。断捨離する時も絶対残って、トレンドに左右されず、変わらず着たいと思うものって?その答えをCLASSY.のファッションを支える、辛口派と甘口派のスタイリスト二大巨匠に聞いてみました!

[辛口派]スタイリスト・荒木さんセレクト

黒ジャケット
カジュアルにもドレッシーにも着られる、なめらかで女らしい素材。いいコな印象になりがちなネイビーと比べて、辛口派には黒が推し!茶系やグレーなど、どの色にもマッチ。黒でもハードすぎない、上品な落ち感と光沢感。ボタンの数が少なくカジュアル感もセーブ。ジャケット¥49,500(カバナ/アマン)

ダンガリーシャツ
一枚でも、軽めの羽織りとしても。ボトムスにボリュームがあるものが多いので、INして着る場合はジャストサイズが正解。合わせやアクセを変えることでずっと使えるアイテム。小粋なヴィンテージのエッセンスを加えてくれるダンガリー。ジャストサイズで品よく。シャツ¥29,700(THIRD MAGAZINE)

【黒ジャケット】を使ったコーデ
ハンサムとエレガンスが融合した黒ジャケットがデニムを格上げ

タンクトップとデニムというカジュアルな装いも、黒ジャケットならではの品格で芯のあるカッコいい女性像を体現。ジャケット¥49,500(カバナ/アマン)タンクトップ¥7,700デニムパンツ¥31,900(ともにハイク/ボウルズ)バッグ¥264,000サンダル¥108,900(ともにJIMMY CHOO)スカーフ¥16,500(マニプリ)ピアス¥22,000ネックレス¥36,300バングル¥40,700(すべてシンパシー オブ ソウル スタイル/フラッパーズ)

【ダンガリーシャツ】を使ったコーデ
華のあるボリュームスカートを辛口に寄せるデニムの存在感

ボリュームや色柄などインパクトのあるボトムスは、上半身をコンパクトにして全身のバランスを調節。ダンガリーシャツはジャストサイズにするとボトムスの選択肢が広がります。シャツ¥29,700(THIRD MAGAZINE)スカート¥86,900(ebure/ebure GINZASIX店)バッグ¥407,000サンダル¥204,600(ともにロジェ ヴィヴィエ/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン)バングル¥22,000(フィリップオーディベール/ビームス ハウス丸の内)

教えてくれたのは…
スタイリスト 荒木里実さん

カッコよさを引き出す辛口アイテムを軸に、女らしさを加えたスタイリングが人気。カバーも長年担当し、スタッフから「師匠」と尊敬されている。

[甘口派]スタイリスト・乾さんセレクト

白ブラウス
甘ブラウスはトレンドではあるけれど、私自身はずっと着ている偏愛アイテム。基本は清潔感のある白!フリルや袖のボリュームは体型や顔に合うものを選ぶと長く着られます。フリルブラウス¥31,900(ダリアフォーユナイテッドアローズ/ユナイテッドアローズ渋谷スクランブルスクエア店)

カラーパンツ
柔らかい色を選ぶことが一番のポイント。たとえば黒トップスと合わせてもパキッとコントラストが強くならないので、女性ならではの柔らかさや甘いムードが漂います。ピンクより甘さ控えめで、照れずに着られるラベンダー。美しい光沢がエレガント。パンツ¥42,900(THIRD MAGAZINE)

【白ブラウス】を使ったコーデ
フリルブラウスの甘さをデニムでストレートに楽しむ

スタンドカラーやティアードのデザインブラウスは、飽きのこないヴィンテージ風。デニム合わせでブラウスの可愛さを堪能。ブラウス¥31,900(ダリア フォー ユナイテッドアローズ/ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店)デニムパンツ¥28,600(エー・ゴールド・イー/シチズンズ・オブ・ヒューマニティ)ピアス[右耳/10㎝]¥60,500ピアス[左耳/15㎝]¥71,500ブラックルチルリング¥77,000(すべてマリハ)サンダル¥78,100(JIMMY CHOO)バッグ¥61,600(MARIA LA ROSA/メゾン イエナ)

【カラーパンツ】を使ったコーデ
黒で締めてもコントラストが強くないまろやかなラベンダーが正解

パンツ¥42,900〈THIRD MAGAZINE〉ジャケット¥106,700〈バレナ〉(ともにTHIRDMAGAZINE)ノースリT¥8,800(キャラクス/ガリャルダガランテ 表参道店)サングラス¥35,200(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)チェーンネックレス¥24,200コインネックレス¥19,800(ともにマリハ)ピアス¥13,200(D.U.E/e.m.PRESS ROOM)リング¥9,900(ワンエーアールバイウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)サンダル¥97,900(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)バッグ¥102,300(ピエールアルディ/ピエール アルディ 東京)

教えてくれたのは…
スタイリスト 乾 千恵さん

大人がときめく甘いディテールや色物を取り入れた、上品でフェミニンなスタイリングが得意。まさに歩くドラマチック!あだ名は「コアラちゃん」。

【対談】辛口スタイリスト荒木さん×甘口スタイリスト乾さん

ずっと変わらず自分が好きなアイテムこそベーシック服。着こなしで今っぽさは足せる!

荒木:5年以上着てる服、私は結構あるよ。気分もあるから毎年着てないものもあるけど、5年クローゼットにあるってことは自分の好きなものに間違いないから。
乾:さっちゃん(※荒木さん)、体型の変化とかもあると思うけど5年大丈夫?(笑)
荒木:ははは!(爆笑)うるさいな〜!でも5年って大人なら体型の変化は少なからずあるよ。それも考慮して選んでおくのも、5年着られるポイントの一つかも?
乾:私はかなり断捨離するけど、さっちゃんと同じように結局残るものって自分が好きなものだと思う。好きなものは限られているから、それこそアイテムでいうと5つくらい?私ならツイードジャケットだったり甘ブラウスで、そのアイテムのバリエーションがクローゼットにたくさんあるイメージ。
荒木:しばらくツイードは寝かせてたけど、最近また戻ってきたから着ようって感じだよね。
乾:そうそう。はるか昔のツイードも好きだから取ってあって、今年着ようと思ってる!自分的に大好きなアイテムがトレンドとして戻ってきたら「しめしめ♡」と思って引っ張り出す。だからまずは自分の好きなアイテム=ベーシック服を見極める必要があるのかな。
荒木:自分の中のベーシック、まさにそれがポイントな気がする。過去のCLASSY.の自分のスタイリングを見てびっくりしたんだけど、スカート丈は違えど2014年からダンガリーシャツとフレアスカートの組合せをすでにしてたから。8年前なのに、今と全然変わってないの!(笑)だから大人になると特に好きなものってずっと変わらないんだって、再確認したところ。
乾:超いい意味で更新してないってことね(笑)。でもそれが自分らしいベーシックの正解なのかも!

撮影/須藤敬一〈人物〉、魚地武大(TENT)〈静物〉 モデル/山崎紘菜、愛甲千笑美 ヘアメーク/シバタロウ(P-cott) スタイリング/乾 千恵、荒木里実 取材/広田香奈 撮影協力/THE_B 再構成/Bravoworks.Inc

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