1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. SDGsな文房具。木材を再利用する独自技術で環境に配慮した鉛筆づくり

SDGsな文房具。木材を再利用する独自技術で環境に配慮した鉛筆づくり

  • 2022.8.24
  • 823 views
出典:シティリビングWeb

最近よく聞く「SDGs(エスディージーズ)」。遠いようで意外に近い、私たちの暮らしの延長線上にある"世界をよくする”取り組みにフィーチャーします。

木材を再利用する独自技術で環境に配慮した鉛筆づくり
ステッドラー日本

ドイツ生まれの文房具「ステッドラー」。独自技術のアップサイクルウッドで作られる鉛筆とサステナブルな取り組みを紹介します。

出典:シティリビングWeb

「ノリスカラー色鉛筆 紙箱入り 36色セット」(1,980円)

出典:シティリビングWeb
出典:シティリビングWeb

押出成型機で押し出すことで、鉛筆が完成。これにより、製造過程での木くずや端材の発生も減少

出典:シティリビングWeb

独自技術のアップサイクルウッドで製造される鉛筆(色鉛筆)は、木くずや端材を再利用。新たな木の伐採をすることなく、製造時の木くずや端材も減少。製造過程で使われるエネルギーも低減。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

世界150カ国以上で販売されている文房具ブランド「ステッドラー」は、環境先進国のドイツに本社を構え、環境に配慮した製品開発が企業風土として根付いています。

「私たちが販売するアップサイクルウッドの鉛筆(色鉛筆)は、新たに木を伐採する必要がなく、主にドイツ国内の認証森林で家具などの製材時に発生した木くずや端材を再利用しています。木くずや端材は均一なサイズに粉砕して利用するので、今まで燃料にするか廃棄していた木材もフル活用できます。従来、鉛筆はゆがみのない完璧な状態の板材(軸)に芯を挟んで作ります。アップサイクルウッドは、この板材のための新たな伐採が不要です。また、芯・軸・塗料の各材料をチップ状に加工し、独自開発した押出成型機で一気に鉛筆の形に押し出して成型します。製造時の木くずや端材が減少するほか、シンプルな製造過程により使用エネルギーも低減されました」

独自技術による鉛筆づくりは、SDGsの<9:産業と技術革新の基盤をつくろう><12:つくる責任 つかう責任><13:気候変動に具体的な対策を><15:陸の豊かさも守ろう>などに貢献しています。

教えてくれたのは…吉澤まどかさん

ステッドラー日本 企画部

【From編集部】

鉛筆から見えてくる、森林伐採や端材活用などの環境課題。日常的に使う文房具だからこそ「未来を考えて作られているか」も購入時の基準に加えたいです。

【SDGsとは?】

SDGs(持続可能な開発目標/ Sustainable DevelopmentGoals)は、2015 年9 月の国連サミットで採択され、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すための17のゴール(目標)・169のターゲットから構成される国際目標です。

17のゴール(目標)

1:貧困をなくそう

2:飢餓をゼロに

3:すべての人に健康と福祉を

4:質の高い教育をみんなに

5:ジェンダー平等を実現しよう

6:安全な水とトイレを世界中に

7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに

8:働きがいも経済成長も

9:産業と技術革新の基盤をつくろう

10:人や国に不平等をなくそう

11:住み続けられるまちづくりを

12:つくる責任つかう責任

13:気候変動に具体的な対策を

14:海の豊かさを守ろう

15:陸の豊かさも守ろう

16:平和と公正をすべての人に

17:パートナーシップで目標を達成しよう

元記事で読む
の記事をもっとみる