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新型コロナウイルスに感染した妊婦の出産、現場の判断は?『コウノドリ 新型コロナウイルス編』

  • 2022.8.23
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産科医・鴻鳥サクラを中心に命の誕生を描いた漫画『コウノドリ』。現在32巻まで販売されていますが、新シリーズとして「新型コロナウイルス編」のコミックスが発売されました。今回のお話では、出産を目前に控えた妊婦が鴻鳥の勤める病院へと搬送されてきます。妊婦は新型コロナウイルスに感染しているものの軽症で、現在は体調に問題はありませんが、スタッフたちは出産方法に関する選択を迫られることに…。

新型コロナウイルスに感染した妊婦の受け入れ要請

新型コロナウイルスの感染拡大が始まっていたころ、産科医の鴻鳥サクラが勤める病院にも新型コロナウイルスに感染した妊婦が運ばれてきました。

せき以外には特に問題はない様子の妊婦ですが、コロナに感染していることで最低限の検査後はすぐに感染病棟へと移されることに。受け入れ時に接触するスタッフも最小限にし、警戒しているように見えます。

カンファレンスの結果、帝王切開に

まだ新型コロナウイルスに感染した妊婦の出産症例が少ない中、病院では手探りで「どうすれば母子ともに安全な出産ができるか」が繰り返し検討されていました。

そんな中で、今回は帝王切開の選択肢が選ばれることになりましたが、コロナ以外に問題のない妊婦を帝王切開することに対して迷いがあるようです。

妊婦に伝えるも、スタッフには迷いが

妊婦にとっても、出産を担当する医師や助産師、看護師にとっても未知の状態での出産。生まれる赤ちゃんも感染しているのかどうかは医師にもわからないため、感染している前提で準備をして出産に臨むようですね。

無事に出産し、ママも赤ちゃんも元気に退院できることを祈るばかりです。

作者・鈴ノ木ユウ先生のコメント

作者の鈴ノ木ユウ先生は本作について以下のようにコメントしています。

「今回の『新型コロナウイルス編』で言いたかったのは、『コロナは明日あさってでどうにかできることではない』ということ。状況に合わせてお医者さんたちは頑張るんですが、それが間違っていることもあるかもしれません。だから、エビデンスなどを揃えた時に一歩ずついい方向に変わっていけばいい。経済的に追い込まれている人たちは、いつ状況が変わるんだと政治や医療に問いかけてくる。でも、政治や医療側も本当のところはわからない。
人の命に関わる医療の現場が、そういう未知のものと戦っていることを、『コロナ編』で描きたかったんです。」

医療従事者の方々の葛藤が描かれた本作、鴻鳥サクラ先生はじめ、お産に関わるスタッフの思いに注目してお読みください。

『コウノドリ 新型コロナウイルス編』は2022年8月23日発売

大人気産科医療マンガ『コウノドリ』、新シリーズ開幕!
2020年から始まったコロナ禍。社会を覆った不安は、新しい命が誕生する現場にも大きな影を落とす――。感染症という見えない恐怖に苦悩しながら、出産と向き合う医療従事者・妊婦・家族、そして赤ちゃんが紡ぐ、新たな命の物語!

『コウノドリ 新型コロナウイルス編』は2022年8月23日発売。気になる方はぜひ読んでみてくださいね。

著者:こびと

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