1. トップ
  2. 恋愛
  3. 「妊娠してたの?」結婚する気のない彼。私が妊娠すると喜ぶどころか…

「妊娠してたの?」結婚する気のない彼。私が妊娠すると喜ぶどころか…

  • 2022.8.23
  • 16657 views

彼と遠距離恋愛を始めて2年半。私の7歳年上だった彼は40歳を目前にしていましたが、一向に結婚の話をしてくれません。そんなときに私の妊娠がわかり、「さすがに彼も腹をくくって結婚を決断するだろう」と思っていたのですが……。

将来について真剣に考えてくれない彼

彼と知り合ったのは、とあるSNSでした。お互いにフォローしあっていて、彼から届いたDMがきっかけで徐々に親しくなっていき、お付き合いに発展。東京暮らしの彼と田舎住まいの私による、遠距離恋愛が始まりました。

付き合い始めて2年半が経ったころ。私32歳、彼39歳と、お互い結婚を考えるには充分な年齢であったにもかかわらず、彼からは一向に同棲や結婚といった将来の話が出ません。彼と会うときも、毎回私が訪ねるばかり。「この先、付き合い続けても彼とは結婚できないかもしれない……」と、見えない未来に不安を感じるようになり、「新たな出会いを探したほうがいいのかも」と思い悩むようになりました。

妊娠判明!でも彼は喜ぶどころか…

そこで、私は彼に別れを切り出しました。でも「別れたくない!」と泣かれてしまい、このときは踏み止まったのです。その約2週間後、ずっと規則的だった生理がきません。もしやと思って妊娠検査薬を使ってみたら陽性反応が! 彼にLINEで報告すると明らかに戸惑っていて……。喜んでいる様子はまったく感じられませんでした。

その後、産科を受診して妊娠が確定し、改めて彼に結果を知らせることに。彼が仕事中だったことと、少しでも明るく伝えようと思ったことから、キャラクターが「〇」を掲げたスタンプをLINEで送信。すると、彼からは「〇ってことは妊娠してたの? してなかったの?」との返事が。

その言い方がなんだか冷たく感じられ、彼にとっておそらく妊娠はうれしいことではないのだと理解。「産んでほしい」とも「結婚してほしい」とも言ってくれない彼に対し、私は不信感を抱き始めました。

結婚にも出産にも乗り気でない彼

そこからの話し合いは平行線。何ひとつ折り合いがつきません。

早くに父を亡くした私は、実家で母と2人暮らし。看護師として安定した仕事に就いていました。母を田舎にひとりきり残し、彼のいる東京に移住するなんて当時の私には考えられず、彼を地元に呼び寄せて結婚生活を始めたいと思っていました。

彼にしたらそれが苦痛だったようで、「なぜ嫁になる君が東京に来るのではなく、自分が田舎に住まなければならないのか」と言われました。そして「もともと子どもがあまり好きではなく、親になることを意識したことがなかった」とも……。だからなのか、彼は自分の両親に、私が妊娠したことをずっと黙っていたのです!

ようやく彼が決断し…

その後ようやく両家の親への妊娠報告は済んだものの、今後が明るくなる兆しは見えません。それどころか、彼と思うように連絡が取れないことが増えてきました。

心身ともに疲弊した私は、ひとりで産むことも考えるように。それでも何とか彼との話し合いを続け、結婚して私の地元で新しい生活を始めること、父親になることを彼が決断してくれました。そして臨月に入ったころ、ようやく夫婦としての生活がスタートしたのです。

あとから当時のことを彼に聞いたところ、両親への妊娠報告は、結婚や親になることを現実的に考えて受け止めるのに時間がかかり、なかなか言い出せなかったのだそう。一時的に連絡が取れなくなったのはスマホをなくしたからと言っていましたが、定かではありません。また、障害のある子どもをもつ友人と自分を重ねて出産に不安を感じていたことも、出産後に話してくれました。

東京生まれ・東京育ちのお坊ちゃん。40歳目前まで自由気ままに生きてきた彼にとって、私の妊娠をきっかけに結婚することになったことは青天の霹靂だったのでしょう。漠然とした未来への不安に押しつぶされそうになっていたそうです。母との同居も、彼にとってはかなりの精神的負担だったようでした。

今は、コロナ禍やその他の事情もあり、私たちは実家を出て、生活しています。あのときおなかにいた子どもは5歳のヤンチャ盛り! その後、待望の長女も生まれて、彼はすっかり子煩悩パパへと大変身しました! 家事も率先して手伝ってくれますし、育児に関しては私より真面目に取り組んでくれるくらいです。

これといった資格がなく、40歳を過ぎて安定した職を得ることが難しい田舎で、彼は約5年の間に2度転職し、無職の期間もそれなりにありました。裕福な生活はできませんが、そこは私が稼げばいいだけのこと。今はそう割り切っています。当時のことは「あんな苦労もあったな」と懐かしく思えますし、今ではあのころの不甲斐なかった彼をイジって笑えるようにもなりました。

文/ちはまいさん

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

元記事で読む
の記事をもっとみる