NBA選手レブロン・ジェームズと妻サヴァンナのラブストーリー

コートの上では、日々強敵と闘っているレブロン・ジェームズ。でも、コートを出れば､妻のサヴァンナ・ブリンソンが待っています。

2022年秋に結婚9周年を迎える、ロサンゼルス・レイカーズのスター選手とサヴァンナのラブストーリーが始まったのは、2000年代初頭のこと。当時17歳だったレブロンは、セント・ヴィンセント＝セント・メアリー高校のバスケットボールチームにスカウトされ、同校に通っていたところでした。

その頃16歳だったサヴァンナも同じくオハイオ・シティで暮らしていたものの、ライバル高に通っており、２人のティーンエイジャーたちの人生が交わったのは、レブロンが共通の友人を通じてサヴァンナの電話番号を聞いたときでした。

「私は、『うーん、だめ。私が彼の番号をもらう』って感じだった」と2018年に『クリーブランド・マガジン』誌に語った、サヴァンナ。

「ある日、ダラダラしてたときに―たぶん退屈だったんだと思うけど―、『ああ、忘れてた！あいつの電話番号を持ってたんだ。私に興味があるみたいだったから、かけてみよう』って感じだったの」。

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電話をかけると、レブロンが彼女を試合に招待。もっとも、サヴァンナはレブロンのバスケットボールの才能についてはあまり知らなかったそう。

オンラインマガジン「Bustle」によれば、「彼がどういう人なのか全然知らなかった」とサヴァンナが『ハーパーズ・バザー』誌に対して語ったのは、2010年のこと。ともあれ、試合観戦はファミリーレストラン「Applebees」でのグループデートに発展し、その後すぐにレブロンがサヴァンナを「アウトバック・ステーキハウス」のディナーに誘ったのだとか。

コート上でのレブロンの才能は知らなかったというサヴァンナは、レブロンを冷静に受け止めていたそうで、レブロンは、そのことを決して忘れていないそう。

「サヴァンナは僕が何者でもないときに、ジムでシュートするのにつき合ってくれた」とレブロンが『ハリウッドリポーター』誌に対して語ったのは、2018年のこと。

「［サヴァンナは］僕が高校生のときにつき合ってくれた。カメラもライトもないときに、一緒にいてくれたんだ。彼女がいなかったら、今僕と話すこともなかっただろうよ」。

2003年に高校を卒業し、NBAのドラフト1位指名を受けることになったレブロン。その年、高校3年生となったサヴァンナは、ふたりの最初の子を身ごもったことを知ります。当初、サヴァンナは不安でしたが、レブロンはこの予期せぬニュースを潔く受け入れようと、安心させてくれたそう。

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サヴァンナが『ハーパーズ・バザー』に語ったところによると、レブロンは「僕にとっても、君にとっても､足手まといじゃない。やるべきことをやっていこう」と言ってくれたのだとか。

2006年10月6日、サヴァンナは第一子に当たるレブロン・ジェームズJr.を出産（愛称ブロニー）。その約3年後の2007年6月14日には、次男のブライス・マクシマスが誕生します。

そうして10年間をともに過ごした後の2011年の大晦日、レブロンは片膝をつき、高校時代からのガールフレンドにプロポーズ。同じくバスケットボール選手のドウェイン・ウェイドに、カウントダウンの瞬間までペアーシェイプダイヤモンドのリングを預けておいたそう。そして、真夜中を数分過ぎたところでサヴァンナが「イエス」と答え、推定30万ドル（約4,100万円）の指輪をはめたのだとか。

「緊張したよ。ファイナルの前のような気分だった」とレブロンがオプラ・ウィンフリーに語ったのは、2012年のこと。

「しばらくそのことについて考えてたんだけど、ある日『これは自分の成長のためだ』とわかったんだ。彼女は、良いときも悪いときもずっと一緒にいた女性だし、ガールフレンドだ。彼女とは長い間一緒にいて、これからも一緒にいて欲しいと思ったから、今こそ言うべきだと思ったんだ」。

2013年9月14日、レブロンとサヴァンナはサンディエゴにある「フェアモント・グランド・デル・マール・ホテル」で正式に結婚。3日間にわたるお祝いには、家族や友人合わせて200人が参加したそう。その中には、もちろんチームメイトのドウェインと妻のガブリエル・ユニオン、ジェイ・Z、ニーヨの姿も。

翌年の2014年10月22日には3人目の子である娘のズーリが誕生し、その後もますます夫婦の絆を固めている、レブロンとサヴァンナ。レブロンがバスケットボール選手として記録を塗り替える快挙を成し遂げる一方、サヴァンナは女の子や若い女性たちを励ます慈善事業に力を注いでいます。

「彼は本当に女王様に対する王様みたいな人なの。言ってみればね」と夫について『クリーブランド・マガジン』に語ったサヴァンナ。

「私のことを本当に丁寧に扱ってくれる。つまり、彼を愛さないのは難しいの。私に対する態度や、子ども、彼のお母さん、そしてまわりのすべての人々に対する彼の態度を見ているとね。彼は自分が持っているものや、してきたことに対して､本当に本当に謙虚な人なの」。

※この記事は2022年8月23日時点のものです。

Translation: mayuko akimoto Photo Getty Images From Good Housekeeping