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『きっと、うまくいく』アーミル・カーンが『フォレスト・ガンプ』リメイク!「インド流」になったのはどこ?

  • 2022.8.21
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アーミル・カーンが『フォレスト・ガンプ』をリメイク! 映画『Laal Singh Chaddha(原題)』のこだわりポイントとは?(フロントロウ編集部)

インド映画版『フォレスト・ガンプ』の『Laal Singh Chaddha』

アーミル・カーンが、1994年に公開されたトム・ハンクス主演の不朽の名作『フォレスト・ガンプ』をリメイク。映画『Laal Singh Chaddha(原題)』が、アメリカやイギリスでは8月18日に劇場公開される。アーミルの代表作といえば、やっぱり『きっと、うまくいく』。笑いあり、涙ありの作品を得意とする彼が『フォレスト・ガンプ』のインド版を制作したとなれば、期待は高まる。

『フォレスト・ガンプ』のストーリーをなぞっていながらも、インド流の作品となっているのが本作の最高の魅力の1つ。『フォレスト・ガンプ』を見たことがある人なら覚えているかもしれないが、映画の展開にはベトナム戦争やウォーターゲート事件といったアメリカの歴史に関わるものが多くあった。『Laal Singh Chaddha』では、それらがインドの歴史の出来事に代わっているため、インドの歴史についても少し知ることができる。

また、『フォレスト・ガンプ』の最も有名なセリフだと言える「人生はチョコレートの箱のようなもの。開けてみないと分からない」。これが、『Laal Singh Chaddha』ではチョコレートではなく、インドの定番お菓子であるパーニープーリーになっている。

アドヴェイト・チャンダン監督は英BBCで、「もし映画に音楽がなければ、それはインド映画とは感じられない」と話しており、もちろんミュージカルシーンもあるよう!

そして、アーミルや監督がこだわった変更もあるよう。英BBCでアーミルは、設定で変えた点についてこう話した。

「インドでは、公園のベンチに座って、誰かと会話をするのは少し難しいんです。うるさくて、混んでいるので。なので、バスの停留所の設定はイメージできませんでした。インドでは、電車が最も利用されている交通手段で、長距離の時には乗客同士で話をするのが非常にありふれた光景なのです。なので、私たちは作品をそう設定することにしました」

電車については監督も、「鉄道というのは私たちの生活で大きな部分を占めます。長い旅になりますし、時には24時間かかることも。そこで、友達が出来るんです。食事や水をシェアして、繋がりを見つける。子どもの頃に電車の中で友達を作り、その友達の誕生日には手紙を書いていたことを覚えていますよ」と思い出を明かしている。

『Laal Singh Chaddha』は、インドの文化や歴史も知ることができ、感動するストーリーであることは間違いない作品となっている。

(フロントロウ編集部)

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