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【7月移転オープン】一期一会のチーズケーキに会える店「Cafe こもれび」

  • 2022.8.18
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こんにちは。チーズケーキには昔から目がない地域特派員の有希です。以前からずっと行ってみたいと思っていた、チーズケーキとハンドドリップコーヒーのお店「cafe こもれび」。この7月に長町から西多賀に移転オープンとお聞きし、新店舗で絶品チーズケーキをぜひ食したい!と先日お邪魔してきました。

「こもれび」の世界観が店内にぎっしり
出典:リビング仙台Web

みやぎ生協西多賀店の、旧道を挟んだ斜向かいにあるディライト西多賀というビルの1階。青と緑の木の枝・小鳥をイメージしたロゴの看板が目に入ります。店内に入ると新しいのに懐かしい、そんな感じがするテーブル・椅子、机もあります。

出典:リビング仙台Web

照明の「こもれび」的装飾が素敵。

出典:リビング仙台Web

アンティークテイストの机・椅子、リースなど全てがお店の雰囲気にしっくりきます。

出典:リビング仙台Web

入口からすぐのカウンタースペース。キッチン前のスペースに合わせたレジ台のカウンターが程よいアンティーク感漂うデザインと作りになっていて、魅力的。その横の棚も大工さんお手製だそうで、雰囲気もサイズ感もピッタリ合うように作られているという魂のものづくりが感じられる店内。木工クリエイターさんや大工さんも巻き込んで作られたとのこと、店内の調度品やデザインは隅々までオーナー近藤さんのこだわり、情熱が詰まっています。

出典:リビング仙台Web

この駐車場の表示用ブロックは、近藤さんのご主人のアイディア。なんてお洒落なんでしょう!

出典:リビング仙台Web

お手洗い前の衝立も「こもれび」デザインの透かし彫りが素敵です!なんと、トイレットペーパーのプリントも、樹木の枝と小鳥が描かれているという、どこまでも追求された世界観に感動すら覚えます。

なぜ、ここまでこだわれたのか。そこには、オーナー近藤さんの熱い思いが見え隠れします。近藤さんは震災を機に、自分の人生いつ何が起こるかわからない、やりたいことをやろうと、兼ねてから看護師退職後にと考えていたカフェを始められたのだそうです。以前長町に構えられていた店舗を移転するにあたっては、かなり前から物件を探されたのだとか。

西多賀の新店舗は「ベビーカーごと入ってこられる場所」「駐車場に困らない場所」「店内に余裕をもって席数が取れるところ」と、いらっしゃるお客様にもっと喜んでいただけるお店を、という近藤さんの思いが全て叶えられる最高の場所。お店移転、オープンまでのお話をされる近藤さんの眼の輝きがとても印象的でした。

近藤さんのチーズケーキとお店に対する情熱の強さで、ご家族をはじめ周囲の方の協力を得られて「愛されるお店づくり」が叶っているのだと感じました。

身体にやさしいノンカフェイン「お米の珈琲」

少し夏バテ気味で胃の調子が弱り気味だとお伝えしたら、ノンカフェインの「お米の珈琲」を勧めていただきました。チーズケーキはもう少しお腹が空いてから、とまずは「お米の珈琲」を使ったミルクラテ(hot)(580円)をお願いしました。

出典:リビング仙台Web

ほっこりする器にフワフワのミルクフォーム。お米の味がほんのりして、とても柔らかいお味のラテです。奄美諸島産の素焚糖(すだきとう)が入っていて、自然な甘みを感じます。

出典:リビング仙台Web

この「お米の珈琲」は「旬美食 翠屋」さんのもので、仙台西部坪沼地区で作られたブランド米のひとめぼれと古代米をブレンド、玄米100%で作られています。店内レジカウンター横のスペースにも小売用に置かれていたので、私も1袋購入。家でも楽しんでいます。

「お米の珈琲」ティーバッグ2つ入り1袋220円、これが5袋入った箱入りは1030円。冷蔵庫で一晩水出しして、アイスでも楽しめます。

出典:リビング仙台Web

袋を開けて、ティーバッグをカップに出すとこんな感じです。

【秘伝豆】とコラボ!季節限定「ずんだのチーズケーキ」

「こもれび」さんでは、定番のチーズケーキは2種類。生地を3度裏ごしして濃厚で滑らかに仕上げられたというこのベイクドケーキや、店内でしか食べられないという贅沢はちみつチーズケーキも捨てがたかったのですが、「今しか食べられない」など限定に弱い私は、定番以外のものでオススメをチョイス。

角田の産直広場「あぐりっと」さんの【秘伝豆】とコラボして作られたという「ずんだのチーズケーキ」(600円)をオーダー。

コーヒーは「こもれびブレンド」の深煎り「深緑」を一緒にいただきました。こもれびブレンドはスペシャルティコーヒーの専門店「自家焙煎 珈琲まめ坊」さんによって、こもれびさんのチーズケーキに合うように作られたというオリジナルコーヒー。濃厚なベイクドチーズケーキには深煎り、柑橘系には浅煎りがおすすめとのことで、深煎りを選びました。

出典:リビング仙台Web

一口食べると、濃厚なお豆の味わいが広がるのにしつこさが全くないチーズケーキ。ずんだ餡をそのまま使用するよりも、さらに砕いた豆を混ぜることで自然な甘さと【秘伝豆】の味が生きた逸品です。コーヒーを一口飲んでチーズケーキ、添えられたフルーツを食べてチーズケーキ、と味に変化が楽しめます。こちらのチーズケーキ、ベイクドなのに色がレアチーズのよう!と思っていたら、絶妙な焼き時間で焼き色がつかないように調節されているのだそう。

【秘伝豆】はお盆過ぎに収穫されるお豆だそうで、季節が来るとこの「ずんだ【秘伝豆】のチーズケーキ」(ホール5号サイズ3,300円)をオンラインショップから買い求める方も多いのだそうです。

一期一会のチーズケーキ!出合った時がタイミング

「cafe こもれび」さんのオススメの楽しみ方は、「一期一会」のチーズケーキに会いに来ること。

取材時、「季節のチーズケーキ」にあったのは「ずんだのチーズケーキ」と「オレンジと紅茶のチーズケーキ」。そして近藤さんがキッチンで製作中だとお聞きしたのが「桃のチーズケーキ」(商品名は発表前だったので、変わるかもしれません)。桃のチーズケーキは、味はいいけれど傷がついたり大きさが不揃いだったりと市場に出すには・・・という桃をお手頃に入手できたタイミングで考案。そして桃がなくなり次第終了なのだそうです。

材料が入手できたタイミングや、オーナー近藤さんの「肌感覚」で季節のものを製作して出しているということで、まさに、出会えた時が奇跡。一度タイミングを逃してしまっても、1年越しでたまたま同じ種類の「季節のチーズケーキ」に出合えることもあるそう。

お話を聞いて私は「オレンジと紅茶のチーズケーキ」をテイクアウト。食べると濃厚な紅茶とベイクドチーズケーキの味・香りに、オレンジの甘味と酸味が加わって、絶品でした!!一品一品に魂がこもっている「こもれび」のチーズケーキにすっかり心を奪われてしまいました。

移転後の店舗は電車の駅からは遠いのですが、こもれびさんに足を運ぶためにお客様が交通手段の都合をつけて来られるほどだそうです。お客様のハートを掴んで逃さないお店ということがうなずけます。

焼き菓子販売コーナーも見逃せない
出典:リビング仙台Web

店舗入口からすぐのレジカウンター横に焼き菓子などの販売コーナーがあります。焼き菓子の一つに、「贅沢はちみつチーズケーキ」の下に敷かれているクッキーが、かわいい子どもの顔を描いて「こもれびクッキー」として売られています。この顔、一つ一つ手描きで、同じ顔がないのです!

出典:リビング仙台Web

購入して後でいただいたら、蜂蜜の甘さが深い、なんとも言えないよき塩梅のクッキーでした。

藤崎本館で先日まで行われた「『伊達CRAFT』東北手しごと特集」というイベントに出品された、数量限定「お米の珈琲パウンドケーキ」も焼き菓子コーナーに登場するということです。こちらも楽しみですね。

店内に流れる小鳥のさえずりが心地よく、時間が許す限り「こもれび」に包まれてまったり過ごしたくなりました。今日はどんなチーズケーキ、どんな焼き菓子に会えるのかな?と楽しみに行ってみたい「cafe こもれび」。初めて知った!という方も何度か通っているという方も、ぜひ一期一会のチーズケーキに会いに行ってみてくださいね。

DATA

cafe こもれび 宮城県仙台市太白区西多賀3丁目7−38ディライト西多賀1F (2022年7月長町より移転オープン) 営業時間 11:00〜17:00(L.O16:30) 定休日 火・水曜日、第2・第4月曜日 インスタグラム https://www.instagram.com/cafe.komorebi/

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