1. トップ
  2. 「鵲豆」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

「鵲豆」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.9.29
undefined

「枝豆(えだまめ)」に「隠元豆(いんげんまめ)」など、「豆」は私たちの生活になくてはならない存在ですよね。中には、ご飯のおかずやお酒のおつまみとして、毎日のように食べている方もいらっしゃるかもしれません。

さて今回は、そんな「豆」に関する難読漢字「鵲豆」をご紹介します。みなさんは、正しく読むことはできますか?

「鵲豆」の読み方!

「鵲」という漢字を初めて見た、なんて方も多いかもしれませんね。「昔」と「鳥」で構成されているため、「鵲豆」の読み方を「むかしまめ」や「とりまめ」と推測してしまってはいませんか?

でも残念、それは不正解なんです。ちなみに「鵲」に、「むかし」や「とり」という読み方はないそうですよ。

それでは、ここでヒントをお伝えします!

「鵲豆」の読み仮名は4文字で、「○○まめ」と読みますよ。そして、別の漢字で「藤豆」と書くこともできます。

これでもうわかりましたよね?

そう、正解は「ふじまめ」でした!

「鵲豆」について

「藤」は「藤の花(ふじのはな)」を筆頭に、苗字などでもよく使われている、目にすることの多い漢字ですよね。ヒントを見て、すぐに「わかった! ふじまめと読むんでしょう?」とピンときた方も多いと思います。

では、「鵲豆」はどのような特徴を持っているのでしょうか?

〘名〙
① マメ科のつる性一年草。熱帯アジアないしアフリカの原産といわれ、また江戸初期、中国から隠元禅師がもたらしたともいい、蔬菜として広く栽培される。葉は三出複葉でクズの葉に似ているが毛はない。小葉は広卵形で長さ五~七センチメートル。夏、葉腋から長い花柄が伸び紅紫または白色の蝶形花を多数階段状につける。豆果は長さ六~七センチメートル、扁平で鎌形状の長楕円形。若いときに採って食用にする。関西地方ではインゲンマメという。漢名、扁豆・藊豆。せんごくまめ。あじまめ。てんじくまめ。ひらまめ。なんきんまめ。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

関西では「ふじまめ」を「インゲンマメ」と呼ぶため、真正の「インゲンマメ」と混同されやすいそうです。

なお、「鵲豆」は「隠元豆」と「八升豆」の異名でもありますよ(出典:『精選版 日本国御大辞典』小学館)。併せて覚えておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

「鵲豆」は「ふじまめ」と読みます。

こちらのほかにも、「豆」に関する難読漢字はいくつかありますよ。興味を持たれた方は、ぜひ調べてみてくださいね!