今回ご紹介する難読漢字は「青萍」です。
「青」は小学校で習うおなじみの漢字ですが、「萍」ははじめて見たという方も多いかもしれません。今回は、かなり難易度が高めですよ…!
さて、いったいなんと読むのでしょうか?
「青萍」の読み方!
それでは、早速「青萍」の読み方を発表します。
「萍」には「平」によく似ている部分がありますが、残念ながら「あおたいら」や「せいへい」とは読みません!
実は「青萍」には読み方が2つあります。1つは、もしかしたら字面から推測できる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、もう1つが本当に難しいんですよ…!
それぞれ「あお○○○○」「せい○○○」と読みます。どうやら「萍」をなんと読むかが鍵になりそうですね…!
…それでは、正解を発表します。
正解は「あおうきくさ」「せいひょう」でした!
「青萍」について
「萍」は「へい」や「びょう」、「うきくさ」や「よもぎ」などと読みます。
「平」が「平仄(ひょうそく)」や「平起(ひょうき)」などと読むため、そこから連想し「せいひょう」は読めた方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし「あおうきくさ」は、ちょっと予想外だったのではないでしょうか?
さて、実は「青萍」は「あおうきくさ」と読むか「せいひょう」と読むかで意味が異なります。ここで、それぞれの意味を確認しておきましょう。
まずは「あおうきくさ」です。
〘名〙 ウキクサ科の多年草。水田、沼沢、池などの水面にただよい、しばしば大量に群生する。長さ二~四ミリメートルの緑色扁平な葉状のものが茎で、葉はない。裏面の中央から一本の根が垂れている。体の左右にある袋から幼体を生じてふえる。花はきわめて小さく、白または淡い緑色で、夏から秋にかけて咲く。《季・夏》
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
ちなみに、そのまま「青浮草」と表記することもできますよ。続いて「せいひょう」はこちら。
[1] 〘名〙 あおい浮草。
[2] 中国の越王勾践(こうせん)が所持していた名剣の名。
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
混同してしまわないように、この機会にしっかり覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
「青萍」は「あおうきくさ」「せいひょう」と読みます。
このほかにも様々な難読漢字がありますよ。今後もご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!