小学校や図書館、警察署など、様々な公共施設にはそれぞれ地図記号が制定されていますよね。
一方で、実は「針葉樹林」や「荒地」など、自然に関するものもいくつもあるんですよ。
今回ご紹介する地図記号もその1つ。さて、いったい何を表しているのでしょうか?
この地図記号の意味は?
「あれ、なんだか見たことあるような…?」
みなさんの中には、そのように不思議に感じている方もいらっしゃるかもしれません。実は、過去にTRILLニュースで、こちらによく似ている地図記号クイズを出題したことがあります!
それは「竹林」。よ~く見ると、こちらは下の線が1本欠けていますよね。似ていますが違う地図記号なので、混同してしまわないよう要注意です…!
それでは、正解を発表します。
正解は「笹地」でした!
豆知識
「竹林」の地図記号は「竹がすきまなく生えているところ」を表しますが、「笹地」は「笹(ささ)または篠竹(しのだけ)がすきまなく生えているところ」を表します。
しかし、ここでとある疑問を抱いた方も多いはず。「そもそも、竹と笹ってなにが違うの?」と頭に浮かびませんでしたか?
実は、「笹」も「竹」ではあるものの「一般に丈の低いタケ類をいう」そうです(出典:『デジタル大辞泉』小学館)。なお、別の漢字で「篠」と書くこともできますよ。
ちなみに、「笹」を使って作る食べ物として有名なものに、新潟県の郷土料理「笹団子」があります。興味を持たれた方は、ぜひ一度食べてみてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?
みなさんの身の回りの意外ななにかにも、もしかしたら地図記号が制定されているかもしれません。興味を持たれた方は、ぜひ調べてみてくださいね!
※参考文献:国土地理院 地図記号一覧