今回ご紹介する言葉は「石長生」。
「石」も「長」も、「生」もすべて小学生で習う漢字ですが、このように組み合わせたものはあまり見かけませんよね。
さて、一体なんと読むのかわかりますか?
「石長生」の読み方!
では、早速「石長生」の読み方を発表します。
「いしながせい」と読んだ方は、不正解!もちろん「せきちょうせい」でもありませんよ。
ではここで、いくつかヒントを出しましょう。
読み仮名は5文字です。「〇〇〇そう」と読みますよ。とある植物の名前です。
さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?
正解は「はこねそう」でした!
「石長生」の豆知識
「はこねそう」は、ほかの漢字で「箱根草」と書くこともあります。
では、「石長生(はこねそう)」とはどのような植物なのか、辞書で調べてみましょう。
植物「はこねしだ(箱根羊歯)」の異名。
引用:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
引用にある「はこねしだ」についてさらに詳しく調べてみると、以下のような説明がありました。
シダ類ウラボシ科の常緑多年草。本州の関東以西、四国、九州の暖地の山中の崖や岩上にはえる。
(一部抜粋)
引用:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
崖や岩上にはえることに由来して、「石長生」という漢字があてられたのかもしれませんね。
ちなみに、箱根山で採集されたため、「はこねそう」と呼ばれるようになったそうです。また、この石長生は「はこねそう」の別称として「カツベラソウ」と読むこともできるそうです。
まとめ
いかがでしたか?
「石長生」は「はこねそう」と読みます。
山間の崖でよく見られますので、山に行く機会がある方はぜひ探してみてくださいね。