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「稚児車」はバラ科の植物!読めたらスゴい【難読漢字】を解説

  • 2023.5.28
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今回ご紹介する言葉は「稚児車」。

組み合わさっている漢字を見ると「幼稚園児が乗っている車のことかな?」と、いろいろ想像を巡らせる方が多いかもしれません。

しかし「稚児車」は幼稚園児にも車にも関係がない言葉ですよ。

さて、一体なんと読むのかわかりますか?

「稚児車」の読み方!

では、早速「稚児車」の読み方を発表します。

「ちじしゃ」と読んだ方は、不正解!もちろん「ちじくるま」でもありませんよ。

すぐに読み方がわかる方はとても少ないと思うので、ここでいくつかヒントを出しましょう。

読み仮名は5文字です。「車」は「くるま」に濁点をつけて「ぐるま」と読んでくださいね。

とある植物を表す言葉ですよ。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「ちんぐるま」でした!

「稚児車」の豆知識

使われている漢字からはまったく想像できないような読み方でしたね。

では、「稚児車(ちんぐるま)」とはどのような植物なのでしょうか。

バラ科(APG分類:バラ科)の落葉小低木。マット状に群生し、茎の下部は分枝して地表をはい、上部は直立または斜め上に伸び、高さ約10センチメートルとなる。
(一部抜粋)

引用:日本大百科全書 ニッポニカ(小学館)

 

引用に「マット状に群生し」とあるように、「稚児車」はまるでマットをしいたかのように地を這って生息しています。

「ちんぐるま」を「稚児車」と書くのは、もともと「ちごぐるま」と呼ばれていたからだともいわれているそうです。

「児」は「御児(おちご)」や「嬰児(みどりご)」などのように「ご」と読むことがあります。「ちごぐるま」なら「ちんぐるま」よりもまだ読み方に納得がいきますね。

まとめ

いかがでしたか?

「稚児車」は「ちんぐるま」と読みます。

是非この機会に覚えておいてくださいね!

参考文献:日本大百科全書 ニッポニカ(小学館)