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「殖す」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.9.16
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今回ご紹介する言葉は「殖す」。

「養殖(ようしょく)」や「殖産(しょくさん)」のように使われる「殖」の漢字そのものは、ご存知の方が多いかと思います。

しかし、送り仮名をつけて「殖す」にすると、読み方に迷ってしまうのではないでしょうか?

難しく感じるかもしれませんが、多くの方が一度は聞いたり使ったことがあったりする言葉ですよ。

さて、一体なんと読むのかわかりますか?

「殖す」の読み方!

では、早速「殖す」の読み方を発表します。

「しょくす」と読んだ方は、不正解!

ここで少し、ヒントを出します。

「工場での生産量を殖す」や「家畜を殖す」のように使うことが多いでしょう。

読み仮名は全部で3文字です。「ふ」から始まる言葉を考えてみてくださいね。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「ふやす」でした!

「殖す」の豆知識

今回は「殖す」をご紹介しましたが、「殖やす」と送り仮名をつける場合もありますよ。

では、「殖す(ふやす)」とはどういう意味なのか、辞書で調べてみましょう。

ものの数量を多くする。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1542

 

普段私たちが使っている「増やす」と同じ意味の言葉です。

ところで、「殖」がなぜ「ふやす」という意味で使われるようになったのかご存知でしょうか?

「殖」の左側にある「歹」は、死者の胸から上にある残骨のことです。

残骨は後に骨粉となり、肥料となることから「ふやす」の意味をもつようになりました。

「殖」がまさか死者の骨に由来する漢字だったとは驚きですね。

まとめ

いかがでしたか?

「殖す」は「ふやす」と読みます。

普段は「増やす」と書くことが多いですが、この機会にぜひ覚えておいてくださいね!


参考文献:常用字解[第二版]