「秋更く」はなんと読む？読めたらスゴい難読漢字、正解は？

だんだんと気温が下がり、過ごしやすくなってきましたね。季節は「秋」、旬を迎える「葡萄（ぶどう）」や「秋刀魚（さんま）」などを購入された方も多いのではないでしょうか。

さて、今回はそんな「秋」にまつわる難読漢字「秋更く」をご紹介します。

まずはヒントをご紹介。

実は「更」という漢字には、まだ読み方があります。だんだんと遅い時間になり、夜になっていくことを「夜が更ける」と表すことができるんですよ。

どうでしょう、答えの見当はつきましたか？

それでは、正解を発表します。

正解は「あきふく」でした！

そう、「ふける」を「更ける」と書くことができるんです。ご存知なかった方も多いのではないでしょうか。ちなみに「深ける」と書くこともできますので、こちらも併せて覚えておいてくださいね！

なお、意味は下記の通りとなっています。

あき【秋】更(ふ)く秋の半ばを過ぎ、たけなわとなる。秋たく。

出典：『精選版日本国語大辞典』（小学館）

引用にもある「酣（たけなわ）」とは「行事・季節などが最も盛んになった時。盛りが極まって、それ以後は衰えに向かう時。また、そのようなさま」（出典：『デジタル大辞泉』／小学館）を表しています。

つまり「秋」が中盤になり、最盛期を迎えることを「秋更く」と表現するのだそう。まさに今からの季節を表すのにぴったりの言葉かもしれませんね。

いかがでしたか？

「秋更く」は「あきふく」と読みます。

みなさんも「秋更く」頃には、旬の食べ物などと一緒に「秋」を満喫してみてくださいね！