今回ご紹介する難読漢字は「八寸」です。
「これが難読漢字…?」と疑問に思われた方も少なくないのではないでしょうか。しかし、「はっすん」とも読みますが、実はもう1つ読み方があるんです。なんと読むのか、ぜひお考えください!
「八寸」の読み方!
「はっすん以外…?」と、困惑されている方がいらっしゃるかもしれません。
「八」は「はち」「や」などの読み方がありますよね。しかし、「寸」は「すん」以外の読み方が知られていないかもしれません。別の読み方を挙げようがないと、お困りの方がいらっしゃるかと思います。
ヒントをお伝えすると「八寸」の読み仮名は「や〇」です。そう、この言葉は「寸」を1文字で読む必要があります。か行のいずれかですので、どれが当てはまるかお考えください!
どうでしょう、答えの見当はつきましたか?
それでは、正解を発表します。
正解は「やき」でした!
「八寸」について
「寸」を「き」と読むのは、実は「八寸」に限った話ではありません。実は、この漢字にはもともと「き」という訓読みがあるんです。ぜひこの機会に覚えておいてくださいね!
さて、読み方は分かりましたが意味はどうでしょうか。「はっすん」と同じく物の長さを表す言葉なのか、はたまた別の意味があるのか、辞書で確認してみましょう。
や‐き【八寸】〘名〙 馬の丈(たけ)にいう語。馬の丈が四尺八寸あることで、丈高くたくましい馬にいう。馬の丈は四尺を標準とし、それ以上は寸だけで数えた。
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
なんと馬に使う言葉なんだそう。「八寸」の字面からはなかなか想像できそうにない意味でしたね。
ちなみに「はっすん」の長さは約24センチメートルです。人間の身長で考えると大きな差ですが、馬であってもこの違いにはかなり大きな意味があるのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
「八寸」は「はっすん」のほかに「やき」とも読みます。
ちなみに辞書によると「はっすん」には、実は「会席料理で杯事の酒肴」など、長さ以外の意味もあるんですよ。興味のある方はぜひ辞書を引いてみてくださいね!