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「芥子酢」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.10.20
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料理の「さしすせそ」といえば「砂糖・塩・酢・醤油・味噌」のことですよね。こちらは、調味料を入れる順番を表していると言われています。この5つの調味料は切らさないようにしている方も多いのではないでしょうか。

さて、今回は上記の「酢」に関連した難読漢字「芥子酢」をご紹介します。

「芥子酢」の読み方!

おそらく多くの方が「芥」の読み方についてお悩みかと思います。

小説家「芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)」の苗字に含まれることでも知られるこの漢字、そのまま「あくた」と読んでしまいたくなるかもしれません。しかし、残念ながら「あくたこす」「あくたしす」では不正解です。

ヒントをお伝えすると、実は「芥子」はみなさんにもお馴染みの、とある“黄色い”香辛料の名前でもあるんですよ。

それでは、正解を発表します。

正解は「からしず」「けしず」でした!

「芥子酢」について

ヒントでお伝えした香辛料とは「からし」のことでした。みなさんも日頃の食卓でお使いかと思います。ただ、基本的には「辛子」と書かれることが多いため、こちらの表記はご存知なかったかもしれませんね。

それでは、気になる「芥子酢」の詳細を辞書で確認してみましょう。

からし‐ず【芥子酢】〘名〙 芥子を加えた加減酢。貝や白身魚の刺身、膾(なます)などの調味料。
けし‐ず【芥子酢】〘名〙 芥子の実をほうじてすりつぶし、味醂(みりん)をまぜて、裏ごしにした加減酢。川魚のさしみや、独活(うど)などの野菜にかけて食べる。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

基本的には字面そのままに「芥子」を加えた「酢」のこととなっております。ただ、中には引用にある「加減酢(かげんす)」に聞き覚えがない方もいらっしゃるかもしれませんね。

この「加減酢」とは「酢」にさまざまな調味料を加えて料理に合うよう味を「加減」したもののことを指します(出典:『精選版 日本国語大辞典』/小学館)。食卓に並ぶ「ポン酢」や「三杯酢(さんばいず)」などもこれに該当するそうですよ。

まとめ

いかがでしたか?

「芥子酢」は「からしず」「けしず」と読みます。

「芥子」と「酢」を合わせるだけで作れる「芥子酢」、興味のある方はぜひお試しください!