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「酸棗」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.10.22
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今回ご紹介する難読漢字は「酸棗」です。

こちらは、とある植物の名前を表しています。

読み方と併せて、どんな植物なのかもお考えくださいね!

「酸棗」の読み方!

「棗」は単体で「なつめ」「そう」と読むことができます。そう、赤い実をつける植物の名前ですよね。

上記をふまえると「さんなつめ」「さんそう」と簡単に読んでしまいたくなるかもしれませんね。実は後者は正解なんです。

ただ、「さんそう」のほかに読み方はあと2つあります。どちらも「〜なつめ」と読むことができますよ。

どうでしょう、答えの見当はつきましたか?

それでは、正解を発表します。

正解は「さねぶとなつめ」「すきなつめ」でした!

「酸棗」について

「さねぶとなつめ」「すきなつめ」と、どちらも「酸棗」の字面からはなかなか想像できない読み方だったかもしれませんね。

ちなみに「すきなつめ」「さんそう」は、どちらも「さねぶとなつめ」の異名となっています。

それでは、こちらはいったいどんな植物なんでしょうか。辞書で確認してみましょう。

さねぶと‐なつめ【核太棗・酸棗】〘名〙 クロウメモドキ科の落葉小高木または低木。地中海東部、アジア東部および南部にみられ、日本には中国から渡来して植栽され、また一部では野生化している。(中略)仁は円く、漢方で酸棗仁(さんそうにん)といい、煎じて飲めば不眠症、多眠症に効くといわれる。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

「棗」の原種である「さねぶとなつめ」、一般に流通している「棗」とは果実や中の核に違いがあるそうです。確かに「核(さね)」が「太」い「棗」と言えますね。

ちなみに「酸棗」の漢方は不眠症、多眠症に効くとありますが、一方「棗」の漢方は解熱・強壮剤に用いられるそうです(出典:『精選版 日本国語大辞典』/小学館)。

まとめ

いかがでしたか?

「酸棗」は「さんそう」「さねぶとなつめ」「すきなつめ」と読みます。

植物に関する難読漢字は「酸棗」以外にもまだまだたくさんあるんです。今後もご紹介させていただきますね!