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「護田鳥尾」って何…?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2023.8.14
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今回ご紹介する難読漢字は「護田鳥尾」です!

「誰かの名前?」と困惑された方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、実在する言葉なんですよ。さて、いったいなんと読むのでしょうか?

「護田鳥尾」の読み方!

「田(た)を護る(まもる)鳥(とり)の尻尾(しっぽ)…?」

それぞれの漢字をつなぎ合わせて、なんとか意味を考えてみようとした結果、上記のような解釈になってしまった方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、もちろん全く違う意味ですよ。そして、読み方も字面からは到底想像できそうにないものとなっています。

実は、「護田鳥尾」の読み方は2つあります。そのうちの1つは「うすびょう」です。これはもう1つの読み方から変化してできたそうですよ。

「○○○お」と読みますが、いかがでしょう…?

それでは、もう1つの読み方を発表します。

それは「うすべお」です!

「護田鳥尾」について

実は「護田鳥」を書いて「うすべ」と読みます。かなりマニアックな言葉ですが、こちらをご存知だった方なら「護田鳥尾(うすべお)」を簡単に読むことができたかもしれませんね。「尾」を「お」と読むことは、おそらく簡単かと思います!

さて、それではこの言葉にはどのような意味があるのでしょうか?

(名) (「うすべを(護田鳥尾)」の変化した語という) 薄黒い斑点のある尾白鷲(わし)の尾羽。また、その羽で作った矢羽。鷲の本黒(もとぐろ)に似ているが色が薄いためこの名がある。斑の高く大きいのを鷹護田鳥尾(たかうすべお)という。うすべお。

出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館

 

「うす」の由来は「色が薄いため」なんですね! 字面からはとてもイメージできない読み方でしたが、理由を知ると「なるほど~」と納得できたかもしれません。

ちなみに「護田鳥」は「鷭(ばん)」、「溝五位(みぞごい)」という鳥類の古名なのだそう。(出典:『精選版 日本国語大辞典』小学館)。どちらも「鷲(わし)」と同じく「タカ科」…ということはなく、前者は「クイナ科」、後者は「サギ科」なのだとか。

まとめ

いかがでしたか?

「護田鳥尾」は「うすべお」「うすびょう」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!