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「巵子」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.11.5
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今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「巵子」です。

「子」はよく見かけますが、「巵」はあまりなじみのない漢字ですよね。

さて、いったいなんと読むのでしょうか…?

「巵子」の読み方!

それでは、早速「巵子」の読み方を発表します。

「巵」の下部分は「巴」に見えますが、残念ながら「ともえこ」や「ともえし」とは読みません! これを聞いて、「もうなにも浮かばないよ…」と困惑されている方も多いかもしれませんね。

ヒントですが、「巵子」は「梔子」と書くこともできます。さらに、「山梔子」と書くこともできるんですよ。

読み仮名は4文字で、最後は「し」になります。つまり「○○○し」と読みますよ。

とある植物の名前ですが、いかがでしょう…?

それでは、正解を発表します。

正解は「くちなし」でした!

「巵子」について

「巵子」と書いても「梔子」と書いても「山梔子」と書いても「くちなし」と読み、意味も同じ…。同じ植物を表しているのに、どうして3つも漢字表記があるのか…ちょっと不思議ですよね。

さて、それでは「巵子」とはどのような植物なのでしょうか?

1 アカネ科の常緑低木。暖地に自生し、高さ約2メートル。葉は長楕円形でつやがある。夏、香りの高い白い花を開く。果実は熟すと黄赤色になり、染料とするほか、漢方では山梔子といい消炎・利尿剤などに用いる。名は、果実が熟しても口を開かないことによる。庭木にする。《季 花=夏 実=秋》

出典:『デジタル大辞泉』小学館

 

「くちなし」だなんて変わった名前だなぁ…と思っていましたが、由来はなんと「果実が熟しても口を開かないこと」なんだとか! たしかに、たとえば「木通(あけび)」は熟すと皮が割れて中身が見えますよね。

また、引用にもあるように「巵子」は、花と実で季語が分かれているんだそう。ほかの植物にはない特徴をいくつも持っているんですね。

ちなみに「巵子」は「梔子色(くちなしいろ)」の略でもあるんだそう。こちらは2つの意味があり、「クチナシの実で染めた、少し赤みがかった濃い黄色」「襲の色目の名。表裏とも黄色のもの」のことなんだそうですよ(出典:『デジタル大辞泉』小学館)。

まとめ

いかがでしたか?

「巵子」は「くちなし」と読みます。

ぜひこの機会に覚えて、ご家族やご友人にも教えてあげてくださいね!