今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「小雀」です。
一見すると簡単に読めそうですが…ここで1つ条件を付け加えさせていただきます!
今回は、読み仮名3文字で読み方を考えてみてください。
さて、いったいなんと読むのでしょうか?
「小雀」の読み方!
読み仮名は3文字と聞いて、戸惑われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
「雀」は基本的に「すずめ」と読むことが多いでしょう。そのため、「小雀」の読み方を「こすずめ」とお考えになっていたと思います。
たしかにそのようにも読みますが、残念ながら今回は、文字数を超えてしまうため不正解なんです…。
それでは、ここでヒント!
正解となる読み方は、「小柄」と同じ読み方をしますよ。こちらなら、多くの方が読めるはず…!
それでは、正解を発表します。
正解は「こがら」でした!
「小雀」について
ヒントでお伝えした「小柄」の読み方はもちろん「こがら」です。こちらは比較的簡単に読める言葉ですよね。「小柄な男性」などというように使うことが多いと思います。
さて、それでは「小雀(こがら)」はどのような鳥類なのでしょうか?
〘名〙 シジュウカラ科の小鳥。全長一二~一三センチメートル。背は淡灰褐色で胸腹部は淡灰色。シジュウカラに似て頭頂から首の背面にかけて黒いが、腹面には黒帯がないので区別できる。森林害虫を好んで食べ、五~六月頃枯木に穴をあけて産卵する。ユーラシア中北部に広く分布し、日本では各地に分布し、亜高山帯に多くみられる。(後略)《季・夏‐秋》
出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)
「シジュウカラ」は漢字で「四十雀」と書きます。こちらをご存知だった方ならば、「小雀」も簡単に読めたかもしれませんね。
ちなみに、読み仮名4文字の場合、この言葉は「こがらめ」「こすずめ」と読みますよ。前者は「こがら」と同じ意味で、後者は「子雀」とも書くことができ、「小さい雀。雀の子」を表します(出典:『精選版 日本国語大辞典』/小学館)。この機会に、併せて覚えておきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
「小雀」は「こすずめ」のほかに「こがら」「こがらめ」と読みます。
鳥類には、ほかにも様々な難読漢字がありますよ。今後もご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!