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一向に開かない女性用トイレ。女性がノックすると男性が現れ、その中にあったのは...

  • 2022.8.13

思いがけず犯罪に巻き込まれそうになったことはありませんか?
今回はそんな危険を感じたエピソードについてfuelle編集部が取材しました。

■“開かずの個室”

2013年の夏、私が駅舎を清掃する会社に勤務していたときのことです。

一つの駅を一日かけて一人で清掃するのですが、私が担当していた駅は特急が停まらないこともあって日中の乗降客が少ない駅でした。
業務の内容としてはコンコースやホーム、ゴミの回収や分別などの他にトイレの清掃がありました。
トイレは男女とも一人で清掃するのですが、ある日、女性用トイレを清掃しようと中に入ったのですが個室の一つがずっと使用中で清掃ができませんでした。
「お腹が痛いとか体調が悪いのかな?」と一旦はその個室の清掃を諦め、他の場所で清掃作業をしていました。

それから1時間後、さすがにもうお客さまは出られただろうと女性用トイレに戻ると、まだその個室は閉まっていました。
「他のお客さまが入られて、出てこないのかな?」と思い、また暫く待ちましたが一向に個室は空きません。
トイレ入口付近でお客さまが出られるのを待ちながら他の清掃を再開しましたが誰も出てくる気配が無いのです。

もしかしたら、体調が悪くなって中で倒れているのかも?と思いノックをしてみると、中からコンコンとノックが返ってきます。

■日常に潜む危険

取り敢えず、意識はあるのだと安心しましたが念のため
「お客さま、お体の具合が悪いのですか?もし悪いのでしたら救急を呼びましょうか?」
と声をかけますが、それに対しては一切、返事はありません。

個室下の方の隙間から少し見える室内を覗いてみますが、足を上げているのか中は何も見えませんでした。
「お客さま、大丈夫ですか?具合が悪いのですか?開けてもよろしいですか?」
と尋ねるとついに中から人が出てきました。

なんと中に入っていたのはヨレヨレのシャツにボサボサの髭を生やした30代くらいの男だったのです。
男は急いで走り去って行ったのですが、便器の中を見ると大量のタバコの吸い殻が入っていました。

恐らく、男はここでタバコを吸って時間をつぶしながら女性が入って来て隣の個室を使用した際などに上から覗いていたのではないかと思います。
ただちに駅係員と会社に報告し、翌日から巡回してもらうようにした為か男が姿を見せることは、それ以来ありませんでした。
もしかしたら、覗かれてしまった被害者がいるかもしれないと思いましたがトイレの中はカメラもなく、証明できません。
悔しさと共に今もどこかで女性用トイレに忍び込み、上から覗いている男がいるのでは?と思うとゾッとします。

(30代・女性)

今回は、危険を感じたエピソードについてまとめました。
あなたの周りに危険な人はいないか考えてみてくださいね。

文・fuelle編集部

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