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今年流行りのネッククーラー、実は子どもに使用するには注意が必要!やりがちNGとは?

  • 2023.5.10

保育士の中田馨さんが、大人気のネッククーラーについて教えてくれました。今年は猛暑も続いているので、子どもへの暑さ対策にネッククーラーを使用しているという方もいることでしょう。こちらの記事で安全面についてなどぜひ確認してみてくださいね。


こんにちは!保育士の中田馨です。毎日暑い日が続いていますね。私も、出勤したら「暑いねぇ!」と言うのが口癖になっています。暑い夏を少しでも心地よく過ごすためにも、エアコンや扇風機、すだれなど夏のアイテムがあります。その中でも今年よく見かけるアイテムのひとつが「ネッククーラー」。

今回は、子どもがネッククーラーを使うときの注意点などについてお話しします。

ネッククーラーは何歳から使える?

ネッククーラーを使えるようになる年齢は、メーカーにより違うようです。1歳半~というものもありますが、3歳以上を対象年齢にしているメーカーが多いのかなという印象です。購入したメーカーの表示に従って使用するようにしましょう。

また、さまざまなデザインのネッククーラーが販売されているので「どれにしようかな!」と選ぶのも購入時の楽しみのひとつですね。もちろんデザインも大切ですが、首への締め付けが少なく、お子さんの体に合ったサイズを選ぶことも大切なポイントとして気に留めてください。安全性は配慮されているとはいえ、首に巻くものですので、ネッククーラーを使用中は子どもから目を離さないようにしてください。

ネッククーラーの安全性は?

普通に使っている分には問題ないのですが、例えば子どもが噛んだり引っ張ったりと、ネッククーラーで遊んで液漏れしたりして、それを口にしたときが危ないです。

子どもは、何でもおもちゃにしてしまい、「あ、これおもしろそう♪」と思ったら、大人が考えもしない動きをすることもあります。そういった面でも、ネッククーラーをしているときは、子どもから目を離さないようにしてください。子どもがおもちゃとして使い始めたら、「これは、首を冷やすもの。おもちゃじゃないよ」と目を見てしっかりと伝えることが大切です。

ネッククーラーをつけるときに「いらなくなったら、ママに渡してね」と一声かけておくとよいかもしれません。ネッククーラーを使用するときの、親子の約束事を決めておくとよいでしょう。

ネッククーラーの使用は冷えすぎない?

ネッククーラーは、冷えすぎないように設計されていますので、長い時間つけていても“ほんのり冷たい”くらいが持続するようになっています。“ほんのり冷たい”くらいだとは思いますが、時々、首周りを触って、冷えすぎていないかの確認をすると安心ですね。

また、ジェル状のアイスノンとカバーを使って冷やす場合は、必ず首回りが冷えすぎていないかを確認してください。パパとママも、アイスノンで冷やしたとき、カバーをしていたとしても冷たすぎて体から離した経験はありませんか?大人なら「冷たい!」と自分ではずしますが、遊びに夢中になっていたりすると子どもは自分ではずさないでしょう。

ネッククーラーの種類

ネッククーラーにも、いくつか種類があります。その中でも、子どもにおススメなのが以下の2つです。

特定の温度以下で冷やすと自然に凍結するタイプ

冷蔵庫で10分、冷凍庫で5分ほどで凍結して、手軽で便利!冷たさの持続性も屋内では1時間ほど。屋外では20~30分ほどとそれなりにあり、人気があるようです。お子さんに合ったサイズのネッククーラーを探してみましょう。

水を吸収させて冷たくするタイプ

凍結するタイプよりも冷たさはないですが、水でぬらせば冷たくなるので更にお手軽感があります。 外遊びのときは、凍結するタイプ。お部屋では水を吸収させて冷たくするタイプのものを使うなど、場面場面で使い分けてもよいかもしれませんね。

用途に合わせて、お子さんに合ったネッククーラーを探してみてくださいね。


著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨

0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!

ベビーカレンダー編集部

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