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自立した男性と結婚したいなら、母親と決別すべき 【女30からのシアワセ道 vol.9】

  • 2015.10.18
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家族仲が良好で、とくに母親とは仲がよく、なんでも話せる間柄。

職業を問わず女性にインタビューをすると、こういった回答が増えている印象があります。なかには反抗期の経験すらなく、母親とはいわゆる“友だち親子”の関係です。

(c)JackF - Fotolia.com

わたし自身は反抗期が長かったため、最初は彼女たちのエピソードを聞くたびうらやましさを感じました。

しかし、この“友だち親子”の関係に甘んじたまま、娘が結婚適齢期を迎えると、適度な距離を保つ難しさを目の当たりにしたのです。

■母娘の共依存関係が続いた結果…

“友だち親子”の場合、自活できる経済力を持つ娘が、いつまで経っても実家暮らしをしていることが少なくありません。

料理、洗濯、掃除など、家事全般を母親がしてくれているうえに、関係が良好ですから、居心地のよさを手放せない娘が実家を出ないのは、当然とも言えます。

また、娘が30歳をすぎても親が一人暮らしを禁止しているケースもあります。

そして、この生活が長く続けば続くほど、「親離れできない娘」と「子離れできない母」という、共依存母娘の関係が固定しやすくなるのです。

共依存関係に陥ると、関係を解消するのは困難です。実家暮らしをしているある30代女性は、母親からこういわれて愕然としたそうです。

「もう結婚しなくていいから、老後の面倒を見て」

これが、老いを自覚した母親に家事全般を任せて頼りきった結果なのです。

経済力があるのに実家暮らしを続けている人は、本来かかる家賃や光熱費、食費などをカバーできるほど、家にお金を入れていないケースが大半です。その不足分は親が補ってきたということ。

親は全力でバックアップし続けてきたのですから、弱ってきたら上記のような本音を吐露するのは自然なことと言えるでしょう。

ちなみに、わたしが知る限りでは、母親からはこのようにいわれた例があっても、父親からいわれた例はありませんでした。40代で実家暮らしをしている女性もいますが、こういわれる日も近いはずです。

■共依存母娘から抜け出す方法とは?

では、共依存母娘関係から脱出するにはどうしたらいいのか。

もっとも手っ取り早い方法が一人暮らしをすることです。

母親の過干渉をグチる友人には全員、勧めてきましたが、なぜか彼女たちは決意しません。しない、というよりも、居心地のいい「今」だけしか見えていないため、5年後、10年後の未来を想像できていないのです。

そして、共依存から抜け出せないまま結婚し、結婚後も共依存し続けている母娘もいます。

すぐに一人暮らしを開始することが難しい場合は、実家がある地域の一人暮らし向けの部屋の相場の家賃、光熱費、食費、雑費を家に入れてみてください。

そして、自分のぶんの料理、洗濯、部屋の掃除をする。本当は一人暮らしをするほうが楽ですが、実際にこの方法で共依存から脱出した女性もいます。実行してみれば、どれだけ自分が親に依存していたかも把握できるはずです。

■母親と決別する最大のメリットは、新しい自分を発見できること

一人暮らしをするか、相応のお金を実家に入れるか。こうアドバイスすると、ほとんどの人は実行しません。ですが、ここまでしても母親と心身ともに決別するメリットがあります。

それは、本当の意味での自立を果たせること。みなさん、結婚する相手には自立していてもらいたくありませんか? 自分が自立していないのに、相手に求めるのは無理な話。それを世間では“高望み”と呼ぶのです。

母親と心身ともに決別して自立することには、もうひとつのメリットがあります。それは、「自分が思っていたよりもなんでもできる自分」を発見できること。

共依存関係の場合、母親が「あなたはなにもできないから」といって娘の手助けをし、母親自身が娘になにかをしてあげることで、存在意義を見出していることが少なくないからです。

もちろん、実家暮らしをしていても母親と共依存状態ではなく、自立できている女性もいます。ですが、悪い意味で母親に甘えを自覚している女性は、ぜひ一度、真剣に考えてみてくださいね。

(内埜さくら)

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