美味しい朝食ビュッフェもお忘れなく！東京駅からアクセス抜群【三井ガーデンホテル京橋】

東京駅や銀座から５分ほどの好立地にある【三井ガーデンホテル京橋】。上質で落ち着いた客室や、美味しさ勝負の朝食ビュッフェ、内容充実のランチなど、覚えておきたいホテルです。

東京駅にほど近い便利な立地

三井ガーデンホテル京橋があるのは、日本橋から銀座を抜けて京都へ向かう旧東海道の中央通り。江戸時代初期に架橋された「京橋」という地名からも判るとおり、古くは運河を開削した水運で栄えた商人や職人の町で、今では東京駅にほど近いオフィス街。東京ディズニーリゾートへの便もよく、ビジネスや観光におすすめです。

▲江戸情緒をデザインするエントランス

１階エントランスは京橋の歴史に因んだ「江戸の粋」がコンセプト。市松模様をモチーフにした石壁や日本庭園の延べ段のような床石など、商人たちで賑わった江戸京橋を思い起こすしつらえです。

▲１階エレベーターホールでは、ブロンズガラスで表現した市松模様の壁面や、杉板風に仕上げた天井も見どころです

▲フロント横のロビー

ロビーには、コンセントを備えたテーブルが置かれ、ワーキングスペースとして利用する方もいらっしゃいます。モーニングとランチの時間はレストランとして使われます。

▲フロント横にあるアメニティバー。一般客室には歯ブラシのみ用意されますが、他に必要なものはこちらから持参します

客室も和を感じる「京橋モダン」の雰囲気

客室はスーペリアタイプがツインとクイーン、モデレートタイプがツインとクイーン、ダブルを用意。さらにトリプルとアクセシブルダブル、ホテル唯一のジュニアスイートツインを加えた全233室です。

▲写真は23.5平米の「モデレートクイーン」

客室のヘッドボードには江戸庶民の遊び「判じ絵」が描かれます。写真のダブルルームは４匹の亀（きっこうのき）でよき、足袋（たび）、尾（お）。ツインルームでは「京橋よき旅を」と読むことができます。

▲客室のイメージカラーは“江戸紫”

客室の棚は引き戸を使った和のデザイン。江戸の着物は武蔵野に自生する紫草を使って布を染め、青みの強い紫色が使われたことから、ソファの生地や棚などに“江戸紫”が見られます。くわえて反対色のオレンジ色が、棚やトレーなどのアクセントカラーになっています。

▲さりげなさの中に伝統を感じる品々

客室の備品の一部（ティッシュボックスやトレーなど）は元禄２年(1682年)創業の漆器専門店「黒江屋」がプロデュース。黒漆にオレンジ色のラインが入ったホテル特注品です。

▲食器を納めるトレーやケースも「黒江屋」の特注品

▲一部の客室を除いて、水回りはユニットバス

バスタブは足が延ばせるゆったりサイズで、多機能式シャワーヘッドも設置。シャンプー類は花王のレアーナです。ボディタオルは肌触りがよく泡立ち抜群で、家に持ち帰っても重宝する品でした。

ゆったり過ごせる「ジュニアスイートツイン」

京橋周辺のホテルはスイートルームが少なく、広くてゆとりのある客室に宿泊したい方におすすめ。開放的な「ジュニアスイートツイン」は、このホテルで最も広い58.8平米です。ウォークインクローゼットも備え、ワンランクアップの上質な時間を過ごせます。

▲「ジュニアスイートツイン」

▲ゆったりくつろげるソファが置かれ、作業デスクも用意。目を惹くクッションの柄は枯山水をイメージ。ブルートゥーススピーカーなど備品も充実しています

▲ジュニアスイートツインのみ水回りは３点独立タイプ

洗面やバスルームもゆったりサイズ。スイートルームとスーペリアタイプの客室は、女性用の基礎化粧品も含め、部屋にアメニティを用意します。

“東京の味”をそろえた美味しい朝食ビュッフェ

味と素材にこだわる朝食は「カフェ THE LOUNGE」の和洋食ビュッフェで6時30分から10時まで。

▲周辺のオフィスビルが広い窓から見える開放的なレストラン

▲朝食のビュッフェ台

イチ押しは「豚骨のとろとろ煮込み」。十五代将軍･徳川慶喜が愛した豚肉にちなむメニューで、軟骨とともに醤油と黒糖の甘辛味で柔らかく煮込んだ逸品。圧力鍋で1時間調理した、トロットロの食感です。

▲絶対食べたい「豚骨のとろとろ煮込み」

ついその名前に食指が動く「削りたてかつおだし」は、大正5年創業の鰹節専門店「築地秋山商店」の削りたてを使った、野菜たっぷりのお味噌汁。血合いを取り除いた上質な鰹節の、削りたての香りと旨味を楽しめます。

▲朝の美味しいお味噌汁「削りたてかつおだし」

「フレンチトースト」は１日卵液に漬け込んでバターで焼き上げた人気メニュー。この日はバターの風味を楽しめるスタンダードと、月替わりで奥深い甘さが持ち味の黒糖の２種類が用意されました。

▲人気メニューの「フレンチトースト」

コーヒーは持続可能な農業ができるよう「レインフォレスト･アライアンス認証」を取得したコーヒー豆を選び、紙ストローを使うなど環境配慮にも取り組みます。

▲ジュースはもちろん、朝にうれしいデトックスウォーターやスムージーも

日替り鮮魚の焼き魚をはじめ、スクランブルエッグやソーセージ、ショートパスタまで、バリエーション豊富な朝食メニュー。サラダには野菜の入ったドレッシングなど毎日３種類用意。この日は刻んだニンジンや玉ねぎがたっぷり入った食べる和風ドレッシングもあって、とても美味しくヘルシーでした。

▲種類豊富で美味しい料理

朝食の目玉は、江戸時代に漁師町として栄えた深川の郷土料理「深川飯」。汁掛けの「ぶっかけ」と「炊き込み」を日替わりで提供。さらにお漬物も見逃せません。築地にある「秋山商店」の自家製浅漬けやふりかけ、なめたけなど、ご飯が進むこと間違いなしです。

▲あさりの味を楽しめる「深川飯」は日替わりで2種類用意

写真は2022年6月の月替わりメニュー「南高梅と穴子の和風カレー」。セルフでうどんやご飯にかけて朝カレーを楽しみました。

▲月替わりメニューもお楽しみのひとつ

▲京橋のお隣、銀座発祥のあんみつ。寒天やフルーツ、あんこや黒蜜をトッピンすれば、セルフのフルーツあんみつが出来上がり

もともと月替わりで提供されていたさまざまな地域のご当地メニューは、好評で継続することも。名古屋のモーニングを東京風にアレンジした、小倉トースト風パンケーキ。作り方も紹介されているので、ぜひ試してみてください。さらに国産小麦や天然酵母を使ったパンを、毎日４種類日替りで用意。アレルギーのある方も食べられるよう、卵を使わないパンも１種類ありました。

▲小倉トースト風パンケーキ。しかも今ブームの「あんバター」風

ランチがおすすめ！金曜日限定の「大人のお子様ランチ」も狙いめ

オフィス街にあるホテルとしてランチも充実しています。「パスタセット」「カレーセット」「日替りセット」の3種類のランチメニューは全て日替りで、スープとサラダバイキング、ドリンクバーがついています。そして注目は、多彩かつ欲張りな味を満喫できる金曜日限定「大人のお子様ランチ」です。 ※ランチの営業は平日のみです。

この日の「日替りセット」は、サクサクでプリっと大きな海老フライや、しらすと大根おろしがたっぷりのってポン酢でいただく鉄板和風ハンバーグ。肉の優しい旨味が口の中に広がる大満足のメニューでした。

▲日替りセットは鉄板和風ハンバーグのしらすおろしポン酢

この日の「日替りカレーセット」は、ココナッツ風味の優しい辛さ「バターチキンカレーのサフランライス」。口に運んだ瞬間おっ！となる美味しさです。この週は、「ロースカツ黒カレー」や「豚しゃぶ夏カレー」などを日替りで楽しめました。

▲日替りカレーセット

「日替りパスタセット」はこの日「ツナと春野菜のトマトパスタ」。野菜がたっぷり入ってヘルシーでボリューム満点。男性でも満足できるメニューです。このほか「茄子とアスパラのボロネーゼ」や「豚バラと菜の花の和風パスタ 柚子胡椒風味」など、毎日通いたくなるラインアップです。

▲日替りのパスタセットは野菜たっぷり

注目は金曜日限定の「大人のお子様ランチ」。ナポリタンやチキン、エビフライなどお子様ランチの定番メニューは、大人になっても食べたいですよね。そんな願いが叶う「大人のお子様ランチ」。ふわとろ卵の下にはご飯が隠れるオムライス風。そのうえ週によってはハンバーグがステーキになったり、ローストビーフに変わります。

▲大人気！ 「大人のお子様ランチ」は毎週金曜日「日替りセット」にかわって用意されます

江戸情緒にさり気なく触れられて、美味しい朝食を楽しめる【三井ガーデンホテル京橋】。東京駅周辺でホテル泊するなら、ぜひ検討してみてくださいね。＜text＆photo：湯川カオル子 予約・問：三井ガーデンホテル京橋 https://www.gardenhotels.co.jp/kyobashi/＞