ナポリの韓国代表DFキム・ミンジェ獲得は正解？現地ファン大多数が「肯定的」、否定派はごく少数

ナポリのファンやサポーターは、韓国代表DFキム・ミンジェ（25）の獲得を肯定的に捉えている。

イタリア・ナポリ地域メディア『AreaNpoli』は現在、ホームページ上で「ナポリのキム・ミンジェ獲得は良い補強か？」という内容のアンケート調査を実施している。

現時点（8月3日）で約4500人が投票に参加し、うち67％近く（3049人）が「そうだ」と回答。「違う」という否定的な回答はわずか7％（318人）しかいなかった。

また、残りの25％（1159人）は「わからない。キム・ミンジェをよく知らない」と答えていた。

ひとまず、ナポリのファンはキム・ミンジェ獲得に概ね肯定的な評価を下すものとみられる。肯定的な回答が圧倒的なわけではないが、否定的な見方はごく少数に過ぎない。

セリエA全体としても、「トルコリーグからやってきた韓国人選手」と馴染みの薄いケースなだけに、選手自体を知らないという回答の割合も大きかった。

キム・ミンジェは今夏の移籍市場で、フェネルバフチェからナポリへと移籍した。発生した移籍金は2000万ユーロ（日本円＝約27億6453万円）。これはナポリの移籍金ランキングで歴代12位に当たる巨額だ。

センターバックに限定すれば、ギリシャ代表DFコスタス・マノラス（31、オリンピアコス）、セルビア代表DFニコラ・マクシモヴィッチ（30、ジェノア）に続き歴代3番目に多い移籍金だ。

それだけ、キム・ミンジェはクラブから大きな期待を受けている。特に、チェルシーに移籍したセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ（31）の後釜という点が、キム・ミンジェにとっては負担となりかねない。

クリバリはかつて2014年夏にナポリ加入した後、通算8シーズンで不動のセンターバックとして活躍したレジェンド級の選手だ。そんな彼が抜けた空白を、キム・ミンジェが埋めなければならない重責がのしかかる。

キム・ミンジェは順調にナポリに適応している。去る8月1日にはマジョルカとのプレシーズンマッチに出場。前半45分のみのプレーだったが、無事にデビュー戦を成功させた。

今後は来る4日にジローナ、7日にエスパニョールと対戦した後、16日に行われるセリエA開幕戦のエラス・ヴェローナ戦で、公式戦デビューを飾るものとみられる。

『AreaNpoli』は、2日にキム・ミンジェがナポリファンに対し積極的なファンサービスをした点に注目し、「キム・ミンジェはすでにナポリを征服している」として、無理なくチームにフィットできていることを伝えていた。