いつまでもあこがれる！洋食の街・横浜で食べられる「大人のお子様ランチ」3選

子どものころに食べた「お子様ランチ」は、好きなものがプレートの上にちょっとずつ乗っていて、夢のようでした。大人になり、さまざまな料理を食べるようになりましたが、いつまでもあこがれのメニューとして存在するのは、もはや大人は食べることのできない「お子様ランチ」。そのあこがれをかなえてくれるのが「大人のお子様ランチ」。

今回は、横浜でしか味わうことのできない「大人のお子様ランチ」を3つ紹介します。

【KITCHEN JO'S】ワンパク感満載の5品がワンプレートに！

JR「桜木町」駅直結の駅ビル「CIAL桜木町」にある「KITCHEN JO'S（キッチンジョーズ）」。横浜の洋食の味を楽しめるレストランです。アメリカンな雰囲気と、昔ながらの洋食店の雰囲気を合わせ持っています。

洋食屋さんらしい店構えが魅力！

あれこれ迷ったら選びたい充実の内容

ここではズバリ、「大人のお子様ランチ」をいつでもオーダーすることができます。「大人のお子様ランチ」の内容は、オムライス、ナポリタン、ハンバーグ、エビフライ、チキンカツと、“お子様ランチ”的には絢爛（けんらん）豪華なラインアップ！

「大人のお子様ランチ」1,680円

小ぶりのハンバーグは柔らか！

ハンバーグは、口に入れるとフワッととろけるような柔らかい食感。かかっているのはデミグラスソースで、濃厚ながらもさっぱり。

太麺のナポリタン！

ハンバーグの横に添えられているのは、ナポリタン。太麺、ケチャップ味のナポリタンは、モチモチとした食感がうれしい限りです。

小さくともきれいなオムライス

オムライスは、ケチャップ味のチキンライスをくるりと卵で包んだもの。ケチャップソースとデミグラスソースの2種がかかっていて、酸味と甘みのバランスが絶妙でした。

ザクザクの衣で食欲も増します

エビフライとチキンカツは、衣がザクザクの食感。エビはプリッと、チキンは柔らかくてジューシーな味わいでした。そのほかキャベツの千切りとポテトサラダも。こちらも箸休めとしていいバランスでした。

オムライスやハンバーグ、ナポリタンは、通常の一皿の4分の1くらいのサイズだったので、あれこれ楽しみながらもあっという間に完食。ちょっとずつなので、お酒のおつまみとしてつまんで、最後のシメはオムライス…というのもありかも！

【DICK BRUNA TABLE YOKOHAMA】全てがキュートで童心に戻れる

JR「横浜」駅構内、「エキュートエディション横浜」内にある「DICK BRUNA TABLE YOKOHAMA」は、ディック・ブルーナ作品をテーマにしたワインバル。入り口からミッフィーがお出迎え。テーブルにはイラストの描かれた紙ナプキンなどがセットされていてキュート。関東圏では、ここにしかないワインバルです。

併設のグッズショップもあります

メニューにもミッフィーが

こども用よりも大人用のほうがかわいい!?

「ディック・ブルーナ テーブルのシェフが贈る おとなのためのお子様ランチ」は、平日限定のランチメニューです。

ディック・ブルーナ テーブルのシェフが贈る「おとなのためのお子様ランチプレート」1,860円

ライスの形までミッフィー

メイン料理などは、その日によって変わります。今回のラインアップは、チキンフリットデミグラスソースがけ、キャロットラペ、カレー風味のマカロニサラダ、オムレツ、サラダ。そして、運ばれたとたんに歓声が上がるのが、“ミッフィーちゃんの五穀米”。ミッフィーをかたどったライスは、食べるのをためらいそうになるほどかわいい。耳のそばには、小さなピクルスが添えられています。

ゴロッとサクサクのチキンフリット

チキンフリットはサックサクの食感の衣が印象的。口に入れれば、ジューシーな肉汁があふれるチキン！ 程よい酸味のデミグラスソースで、さっぱりと食べられます。鶏肉のほか、薄切りのトウモロコシもフリットに。こちらはパリパリの食感でスナック菓子のよう。チキンと一緒に食べれば、味のうま味が深まります。

サラダにもミッフィーが！

キャロットラペは程よい酸味、マカロニサラダもカレー風味、キリッと漬け込まれたピクルスの味わいなど、これはまさに大人のためのプレートだと実感できました。

【ル グラン】横浜発祥の味！ これぞあこがれのお子様ランチ

「横浜高島屋」8階の「ローズダイニング」内にある「ホテルニューグランド ル グラン」は、言わずと知れた日本を代表するクラシックホテル「ホテル ニューグランド」直営のレストラン。伝統の味を堪能することができます。

レストランフロアであることを忘れるほど、落ち着いた店内

「大人のお子様ランチ」は、1日限定15食。予約することができないので、あればラッキーな夢のプレートです。

「大人のお子様ランチ」3,960円

内容は、ポタージュスープ、ミニドリア、ナポリタン、ハンバーグステーキ、カスタードプリン、コーヒー。プラス935円で、プリンをプリンアラモードに変更することもできます。この「大人のお子様ランチ」、ナポリタンをはじめ、ドリア、プリン（アラモード）は、同ホテルが発祥と言われているメニュー。それを全て食べられるなんて！

伝統のナポリタン！

ナポリタンは、トマトソースをベースに、スパゲティと一緒にしっかり焼き付けた一品。上品な甘みのあるトマトソースの味、具だくさんなマッシュルームとハム、それに絡みつくモチモチ食感のスパゲティ。粉チーズも加えれば、コクが増す味わいです。

国旗が付いているのが懐かしい！

2種のソースでコクのある味わいに

ミニドリアは、シーフードドリア。小さめのココット皿に入っているのですが、エビがたっぷりと入っています。バターライスにエビのクリーム煮、グラタンソースにチーズをかけてオーブンで焼いたドリアは、2つのソースが絡み合って、深みのある味わい。もちろんエビもプリプリ。発祥の味を堪能しました。何より、旗を付けて提供されるのが“お子様ランチ”らしい！

付け合わせもかわいい

ハンバーグもしっとり柔らか

ハンバーグステーキは、よく練られた具材を使ったハンバーグで、しっとりと柔らかい味わいです。上品なデミグラスソースの味わいもいいあんばい。小さいながらも付け合わせにポテト、ブロッコリー、ニンジンが付いているのも、“小さなお子様ランチ”のようでうれしくなります。

冷たいスープがうれしい

今回いただいたポタージュスープは、冷たいビシソワーズ。この季節にうれしい冷たさでした。

王道のカスタードプリン

食事が終わると提供されるカスタードプリンとコーヒー。コーヒーはお替わり自由です。カスタードプリンは、正統派の硬めプリン。バニラの風味と、硬めだけれどもなめらかな舌触りのプリンは、お替わりしたくなるほど。

ハンバーグステーキも、ドリアもナポリタンも、通常の一皿に比べると半分以下のボリュームだと思うのですが、おなかいっぱい食べられる量でした。デザートまであるのが「お子様ランチ」だとすれば、これこそ本当の「大人のお子様ランチ」と言えそうです。

同店では2022年8月31日（水）まで「大人のお子様ランチ」を提供中。予約などはできないので、早めに行くのがおすすめです。

横浜で味わえる“大人のためのお子様ランチ”。3店ともそれぞれ特徴がありました。共通しているのは、どれも童心に帰れること。どの店舗もオーダーしている人が多かったのが印象的でした。食べるとハッピーな気分になれて、おなかも心も満足できる“大人のためのお子様ランチ”を食べに出かけてみてはいかがでしょう。