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純真な子どもたちが起こした大事件とは!? スコットランドが舞台の映画『海賊じいちゃんの贈りもの』

  • 2015.10.16
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イギリス旅行というと、まず頭に浮かんでくるのがロンドン、という人が多いと思います。でも、刺激的な街のロンドン観光よりも、景色の美しさを堪能したいというに人は、スコットランドがおすすめです。いたるところに文化や歴史が深くしみ込んでおり、ネス湖やエディンバラ城、 ハイランド地方など、思わず見とれてしまうような景観を楽しむことができます。 今回紹介する公開中の『海賊じいちゃんの贈りもの』は、ロンドンからスコットランドのハイランド地方へと旅する“壊れかけ家族”を描いた、ハートフルなコメディ映画です。

祖父の誕生祝いをするためにスコットランド・ハイランド地方へ

ダグ(デヴィッド・テナント)とアビー(ロザムンド・パイク)の夫婦には、9歳の長女ロッティ(エミリア・ジョーンズ)、6歳の長男ミッキー(ボビー・スモールブリッジ)、4歳の次女ジェス(ハリエット・ターンブル)という3人の子どもがいます。ロッティは見聞きしたことを細かくメモに書かないと気が済まない女の子。ミッキーはヴァイキングに憧れるやんちゃな空想家。ジェスは拾ってきた石に名前を付けたり、ときどき息を止めて周囲を驚かせたりする、かなり変わった末っ子です。

ダグとアビー夫婦は、実は別居中。すでに離婚することを決めていましたが、周囲にはそれを隠して、仲睦まじいフリをしていました。

そんな中、5人はダグの父のゴーディ(ビリー・コノリー)の75歳の誕生日を祝うため、休日を利用してロンドンからスコットランドへ向かうことに。ゴーディはダグの兄ギャビン(ベン・ミラー)の家族と、ハイランド地方で暮らしています。

ダグとアビーは子どもたちに、自分たちの別居について口止めします。

ダグの兄の家も楽しい雰囲気ではなかった

スコットランドへドライブする間も、言い争いが絶えないダグとアビー。到着してからも、ダグはギャビンと兄弟仲が悪く、精神が不安定なギャビンの妻マーガレット(アメリア・バルモア)は言動が危なっかしいし、いとこのケネス(ルイス・デイヴィー)は我関せずと耳障りなヴァイオリンを弾き続けています。

せっかくのおじいちゃんの誕生会なのに、お祝いムードを台無しにする身勝手な大人たちに、ロッティら子どもたちとゴーディはうんざりします。

そこで、ゴーディと3人の子どもたちは浜辺にドライブへ出かけます。

子どもたちとゴーディに大事件が起きる!

ハイランドの雄大な景色を前に、子どもたちは「ヴァイキングの子孫だ」と語るおじいちゃんとの楽しい時間を過ごします。両親や気難しいギャビンと違って、大胆で自由なゴーディの発想と言葉は、ロッティ、ミッキー、ジェスの心に深く刻まれ、かけがえのない思い出になります。

ところが、楽しい時間も束の間、大事件が起きてしまいます。そして、小さな3人のピュアな思いによって、大好きなおじいちゃんのために起こした行動が、大人たちを巻き込み、とんでもない事態へと発展することに…。

冒険の旅に出たくなる自然豊かな舞台も魅力

もめてばかりいる大人たちは、純粋無垢であるがゆえに起こした子どもたちの一大事になかなか気付くことができません。そのせいで、一家は大ピンチを迎えてしまうのです。ダグやアビーは心を一つにして、家族の窮地を乗り越えることができるのでしょうか…?

本作の監督を務めるのは、イギリスのTVドラマ界で活躍してきたガイ・ジェンキンとアンディ・ハミルトン。ジェンキンは「今回は子役の子どもたちには脚本を読ませていないんだ」と語っています。シーンの説明を受けて、自然体で演じているという3人の演技には思わず引き込まれます。

また、舞台をスコットランドにしたことについて、「英国で冒険的な旅をするならスコットランドだからね。自然豊かで都会の喧騒からも離れられる場所なんだ」と、ハミルトン。ジェンキンも、「ロンドン育ちの子どもならハイランド地方の風景は別世界に見えるだろうね。大冒険だよ」と説明しています。

この映画を観ると、子どもの頃に感じたワクワクするような気持ちを思い出し、冒険の旅に出たくなります。笑って、驚いて、ちょっとしんみりして、最後には心が温かくなる素敵な作品です。 『海賊じいちゃんの贈りもの』

(原題『What We Did on Our Holiday』)

全国絶賛公開中

レイティング:G

配給・宣伝:エスパース・サロウ

提供:ハピネット

© ORIGIN PICTURES (OUR HOLIDAY) LIMITED / BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2014

公式サイト:kaizokujiichan.espace-sarou.com

公式ツイッター:@kaizoku_jiichan

公式Facebook:www.facebook.com/kaizokujiichan

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