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『大奥』『何食べ』よしながふみ初のインタビュー本。子どもの頃影響を受けた漫画は?

  • 2022.7.28
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『大奥』『きのう何食べた?』の漫画家・よしながふみさんの初めてのインタビュー本『仕事でも、仕事じゃなくても 漫画とよしながふみ』(フィルムアート社)が発売された。

2020年末に完結した『大奥』、ドラマ化・映画化もされている『きのう何食べた?』などで大人気の漫画家・よしながふみさんが、自身と漫画についてたっぷりと語った。20時間超におよぶインタビューをまとめた、全編語り下ろしだ。

インタビューには、『大奥』『きのう何食べた?』はもちろん、商業デビュー作の『月とサンダル』、初めてBL誌以外で連載された『こどもの体温』、「月9」ドラマの原作となった『西洋骨董洋菓子店』など、単行本化された全作品が登場。さらに、幼少期の思い出、小学時代や中学時代に影響を受けた漫画、高校で所属していた漫研や、大学時代の同人活動など、プロデビュー前の歩みも語っている。ファンにはたまらない貴重なエピソードが満載だ。

インタビューしたのは、BLに造詣が深く、これまでに何度もよしながさんへの取材を行っているライターの山本文子さん。山本さんだからこそ引き出せたよしながさんの思考や姿勢、そして『大奥』が完結したあとのこれからの展望とは?

【目次】
第1章 漫画に心奪われて
――幼少期/小学時代/中学時代
第2章 夢に見た漫画家へ
――高校時代/大学時代/商業デビュー/『月とサンダル』
第3章 BL誌でも、少女誌でも
――『本当に、やさしい。』/『ソルフェージュ』/『1限めはやる気の民法』/『こどもの体温』
第4章 解決しないことの中に
――『執事の分際』/『彼は花園で夢を見る』/『ジェラールとジャック』/『西洋骨董洋菓子店』
第5章 ドキュメンタリーのように
――『愛すべき娘たち』/『それを言ったらおしまいよ』/『フラワー・オブ・ライフ』/『愛がなくても喰ってゆけます。』
第6章 女性と仕事
――『大奥』
第7章 一緒に歳を重ねて
――『きのう何食べた?』
第8章 ずっと漫画と
――これまで/これから

あとがき
コミックス解説

【プロフィール】
[著]よしながふみ
漫画家。「月とサンダル」で商業デビュー。主な作品に『1限めはやる気の民法』『こどもの体温』『西洋骨董洋菓子店』『フラワー・オブ・ライフ』などがある。2004年から2020年まで連載された『大奥』で、第13回手塚治虫文化賞マンガ大賞や第42回日本SF大賞など多数の賞に輝く。ドラマ化、映画化された『きのう何食べた?』を現在連載中。

[聞き手]山本文子(やまもとふみこ)
ライター、編集者。漫画情報誌『ぱふ』、小説情報誌『かつくら』の編集者を経て独立。共著に『やっぱりボーイズラブが好き』など。インタビュアーとして多くの記事を担当する。よしながふみへの取材を多数行うほか、白泉社文庫『執事の分際』にエッセイを寄稿。よしながの対談集『あのひととここだけのおしゃべり』に編集協力として参加している。

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