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そういえばいつも“生理前”だ…!その食欲、もしかして月経前症候群かも!?(婦人科医監修)

  • 2022.7.27

生理前になると、なんだかイライラしたり、食欲が止まらなかったり、また、肌荒れやむくみに悩まされたりしていませんか。 これらの症状は、「月経前症候群(PMS)」によってココロとカラダのバランスが崩れているからかもしれません。 そこで今回は、「PMSって何?」「なぜ食欲が止まらなくなるの?」とPMSにお悩みのエピソードをご紹介します。

〈記事監修医師プロフィール〉 『』院長の宮﨑薫 ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人一人に合った治療にあたっている。

【お悩み】生理前に食欲が……

生理前はとにかく食欲が止まりません。イライラを食欲で抑えてしまいます。 たとえば、冷蔵庫を開ける度に冷蔵庫に入っている一口チョコを食べる、ご飯を食べ終わったのに子どもたちが残したおかずがあればつい食べてしまうなどです。 私は生理不順ではないので、生理前だから食欲が止まらないのだと自分でも分かっているのですが、分かっていても我慢できません。 (38歳/主婦/女性)

なぜ食欲が止まらなくなるの?

生理前に現れる不調を「月経前症候群(PMS)」と言います。 さまざまな症状があり、症状の表れ方はその月によって違うことも。 もちろん個人差もあります。 症状は主にココロの不調とカラダの不調に分けられます。 ココロの不調だとイライラしたり、気分が落ち込みやすくなったり。 カラダの不調だと、肌が荒れたり、胸が張って痛かったり、またむくみやすくなったりすることも。 PMSは、排卵後生理になるまでの期間に、卵胞ホルモン(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)ら2つの女性ホルモンの変動が影響しているとされています。 そして卵胞ホルモン(エストロゲン)は“食欲中枢”に影響を与え行き過ぎた食欲を抑える役割もしています。 月経前になるとホルモン量が下がっていくのですが、これにより食欲に歯止めがかかりにくい状態になると言われています。 もともと女性ホルモン値が高い人ほどその差が大きくなることで気分にも影響が大きくでることも……。 誰のせいでもなく、“そういうカラダの仕組み”と捉えることが大切でしょう。

PMSを我慢しすぎないで

生理前は不調を感じやすいとき。 そのため、あまり無理せずに「今は生理前だから」と割り切って、リラックスして過ごしてみるのもありかもしれません。 また、PMSは生理の悩み以上に一人で抱え込んでしまいがち。 「病気じゃないから我慢しなくては……」と思わずに、PMS症状が「辛いな」と感じたら、専門家の先生に相談してみるのも選択肢の一つです。 生理前の期間を、心地よく過ごせるようになるとよいですね。 (恋愛jp編集部)

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