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もう激しい運動は必要なし。今すぐ取り組める【効率良く脂肪を燃やす】簡単習慣3つ

  • 2022.7.27
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肌見せも多い夏本番を迎え、「本格的にダイエットしないと……」、「激しい運動以外の脂肪燃焼方法を知りたい」と感じていませんか? でも、激しい運動やつらい食事制限ではなく、継続しやすい脂肪燃焼の方法が知りたいもの。そこで今回は、今すぐ取り組める【効率良く脂肪を燃やす】簡単習慣を紹介します。

どうやったら脂肪って燃えるの?

なかなか簡単には減らない脂肪。まずは脂肪が燃焼する仕組みについて紹介します。

「脂肪燃焼」とは、「中性脂肪を分解してエネルギーとして消費する」こと。固形物として体についた中性脂肪は、まず燃えやすい形に分解される必要があります。人は運動などによって交感神経が刺激されると、「リパーゼ」という酵素が活性化され、中性脂肪を「遊離脂肪酸」と「グリセロール」に分解して血液中に放出。この脂肪酸が全身の筋肉に運ばれ、エネルギーとして消費されるのです。

効率良く脂肪が燃える3つの簡単習慣

それでは、効率良く脂肪が燃える簡単習慣を3つ紹介します。

(1)おしゃべりしながらでOK!ゆるゆる有酸素運動

ウォーキングやジョギング、スイミングなどの有酸素運動は脂肪燃焼に最適。人間のからだは、まず糖質を使ってエネルギーをつくります。糖質がなくなると、次は「酸素」を使って脂肪を分解し、エネルギーをつくり出すため、有酸素運動をすると脂肪が燃焼されるのです。逆に呼吸が乱れるほど激しい運動は「無酸素運動」となり、脂肪燃焼には向きません。

(2)肉×玄米で代謝アップ

代謝アップにつながる筋肉を減らさずに脂肪燃焼したいなら、筋肉の材料となるタンパク質を多く含む「肉」と、脂肪燃焼を補助するビタミン類を多く含む「玄米」の組み合わせが効果的。事実、筋肉が多い人は基礎代謝が高く、ダイエットや脂肪燃焼をしやすくなります。また、玄米は、白米よりもビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富ですし、エネルギー代謝を助けるビタミンB群のうち、ビタミンB1とビタミンB6を豊富に含んでいるので、脂肪燃焼に効果的と言えるでしょう。

(3)漢方でからだの内側から脂肪を燃やす

太りにくく、痩せやすい体質をめざす上で「漢方薬」もおすすめ。漢方薬は血流を改善し、からだの60%を占める水分の巡りを良くすることで、脂肪の代謝を促進したり、からだの中の脂肪や老廃物を排出することができます。自然由来の漢方薬は、実際にダイエット外来でも使われているのも証拠です。

このように脂肪を燃焼するには、運動や食事の工夫が大切。生活習慣の改善だけでは、リバウンドしないダイエットがなかなか難しいこともあります。また、生活習慣の改善に加えて、脂肪燃焼を助けてくれる漢方薬を取り入れることもおすすめです。以下に代表的な漢方薬を2つ紹介します。

・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

防風通聖散は、代謝を上げて脂肪燃焼をサポートし、余分な脂質をすばやく便と一緒に排出させます。とくに、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな方に適しています。

・大柴胡湯(だいさいことう)

大柴胡湯は、小腸での脂質の吸収を抑え、代謝を上げて脂肪燃焼をサポートします。とくに体ががっちりしていて、肥満ぎみの方に適しています。

漢方薬を選ぶ際の注意点

漢方薬を選ぶ際に重要なポイントは、自分の状態や体質に合った生薬を選んでいるかどうかです。症状や体質に合っていないと効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が起こることもあります。最近では、AI(人工知能)を活用したオンライン相談サービスも登場しているので、ぜひ活用してみてくださいね。<text:薬剤師 稲嶺 千春(北陸大学薬学科卒業)>

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