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「黴雨」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.9.18
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今回ご紹介する難読漢字はこちら! 「黴雨」です。

使用されている漢字から雨に関する言葉であることはわかったはず。では、その読み方は? そして、“どんな雨”なのか…。

読み方と併せて、その意味もぜひ考えてみてくださいね!

「黴雨」の読み方!

「雨」は小学校で習いますし、天気予報などでもよく見かけるおなじみの漢字ですよね。

しかし、1文字目の「黴」は、初めて見た方がほとんどかもしれません。ノーヒントでは、さすがに読み方がわからないかもしれませんね…。

それでは、ここでヒントをお伝えします! 「黴雨」には2つの読み方があり、1つは3文字、もう1つは2文字です。

そして…実は、こちらは「梅雨」と書くこともできます! これを見て、すぐに読み方がわかった方も多いかもしれませんね。

…そう、正解は「ばいう」「つゆ」でした!

「黴雨」について

「黴雨」が読めなかった方も、「梅雨」ならすぐに読めたかもしれませんね。

ちなみに「黴」は「かび」と読みます。腐った食品や、湿気の多い場所に生じたりしますよね。でも、どうして「黴雨」と書いて「ばいう」「つゆ」と読むのでしょうか…?

今回は、その理由もしっかり確認しておきましょう!

〘名〙 (梅の実の熟する時期に当たるからとも、物に黴(かび)が生じやすいからともいう) 夏至を中心とした前後およそ二〇日ずつ程の雨期。また、その雨。日本本土、南朝鮮、華中・華南に特有。日本付近にほぼ東西に走る停滞前線(梅雨前線という)が生じ、これに沿って小低気圧が通り、雨を降らせる。五月雨。つゆ。

出典:『精選版 日本国語大辞典』(小学館)

 

たしかに「夏至」(6月22日頃)前後の時期は、雨も多く「黴」が生じやすいかもしれませんね。一見すると「どうして?」と疑問に思われそうですが、由来を知って納得できたのではないでしょうか?

ちなみに「黴」は、ほかに「黴びる(かびる)」や「黴ぶ(かぶ)」とも読みますよ。

まとめ

いかがでしたか?

「黴雨」は「ばいう」「つゆ」と読みます。

今後も様々なジャンルの難読漢字をご紹介していきますので、ぜひお楽しみに!