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炎天下の取り扱いに注意!iPhoneの熱暴走を回避する方法

  • 2023.9.3
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「熱暴走」とはiPhoneが熱を持ってしまうこと。充電中に起きやすい現象ですが、CPUやバッテリーに負荷がかかり発熱することが原因です。

何も対処をしなければ火傷を起こしそうなほど高熱になってしまうので、普段から注意して使用することが重要です。今回は、熱暴走について詳しく解説していきます!

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iPhoneが熱くなる原因は?

iPhoneが熱くなる理由は諸説ありますが、CPUやバッテリーに負荷をかけてしまうことが考えられます。以下の条件に当てはまっている方は発熱しやすいので、特に注意しましょう!

【iPhoneが熱を発する理由】
・大量に負荷がかかるアプリの使用
容量が大きなグラフィック重視のゲームやナビ機能が付いているマップを使用すると、CPUとバッテリーに負荷がかかり発熱の原因になります。

・容量がパンパン
iPhone内にデータを溜め込み、容量がパンパンの状態だとCPUに負荷がかかりやすくなります。

・劣化したバッテリー
バッテリーの状態が極端に悪く、減りやすい状態になっていると熱を帯びやすくなります。

・充電中の使用
充電中のiPhoneは熱を帯びやすくなります。負荷がかかりやすいアプリを使用していると、さらに熱を発する原因に。

・炎天下で放置
高温になりやすい真夏の車内や直射日光は、iPhoneにとっても悪影響です。

熱暴走を起こすとどうなるの?

iPhoneが熱暴走を起こすと、動作が遅くなり制限がかかります。これはiPhoneのプログラムの仕様によるもので、適切な温度に戻そうと極力活動しないようとするためです。

【熱暴走が起きたときの主な症状】
・iPhoneの画面が暗くなる
iPhoneが適切な温度に下がるまでディスプレイが暗くなったり、何も表示されなくなったりします。

・充電ができなくなる
本体が発熱すると充電が遅くなったり、充電できなくなったりします。

・電波が悪くなる
低電力モードに切り替わり、電波が悪くなります。Wi-Fiだけでなくモバイル通信もしにくくなるでしょう。

・カメラ機能が低下する
フラッシュ機能が使用できなくなるなどの制限がかかります。

一時的ですがiPhone内部の温度が正常になるまで自動的に制限がかかります。壊れたわけではないので、慌てずに対処しましょう。

熱暴走が起こったときの対処法

万が一iPhoneが熱暴走を起こしたときに最優先で行うことは、熱を下げること。正しい対処法で冷ましてあげることが重要です。

【iPhoneを冷ます方法】
・iPhoneを使用しない

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筆者撮影

まず大前提として、iPhoneの使用をやめましょう。CPUを動かさなければ熱も下がるので、電源を落としてくださいね。

・ケースを外す

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筆者撮影

保護ケースはiPhoneを守るうえで大事なものですが、内部から発熱を起こしている場合は装着していると逆効果。熱がこもらないよう外しましょう。

・扇風機に当てる

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筆者撮影

iPhone内部の熱を下げるため、風通しをよくするといいでしょう。急激に温度を下げることはできませんが、やらないよりはマシです。冷蔵庫に入れるなどの行為はやめてくださいね。

iPhoneの発熱対策

使用期間が長くなると発熱する機会が徐々に増えていきます。CPUやバッテリーの消耗を防ぐために日頃から行える対策をご紹介します!

【日頃から行える発熱対策】
・強い日差しに当てない
iPhoneの使用には、0~35度と推奨の温度が設定されています。高すぎても低すぎてもバッテリーに負荷がかかります。真夏の直射日光でiPhoneの温度が上昇しないようにしましょう。

・ケースを見直す
ケースを頑丈にすると熱対策の効果は下がりがちです。放熱を助けてくれる素材の保護ケースがおすすめですよ。

・充電中のiPhone使用を避ける
充電時に発生する熱と操作による熱が同時に発生します。充電中は、高負荷のゲームアプリは控えましょう。

・純正品やMFi認証のケーブルを使用する
Apple公式のLightningケーブルを使用して充電しましょう。バッテリーに与える悪影響を減らすことができます。

・高速充電を控える
通常の充電でも発熱はしますが、高速充電にすると使用電力が大きくなります。発熱を最小限に抑えるため、高速充電の使用を控えるといいでしょう。

・通信はWi-Fi接続時をデフォルトに
アプリの更新や音楽、動画コンテンツのダウンロードは「Wi-Fi接続時」に設定しましょう。

これらを完璧に対策してもなお熱暴走をしてしまう方はCPUやバッテリーに異常をきたしている可能性があります。火傷や爆発といったリスクもあるので、買い替えを検討したほうがいいかもしれません。

熱暴走対策を完璧にして、iPhoneの寿命を伸ばそう!

新型が発売されるたびに高価になっていくiPhone。できるだけ長く使っていきたいという方は、少しでもCPUやバッテリーが消耗しないよう日頃から大事に使う必要があります。

この記事を参考に、意外と知られていない熱暴走対策を実践してみてはいかがでしょうか。

 

※記事内の情報は記事執筆時点の情報です。


ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。
編集:TRILLニュース