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「終ぞ」はなんと読む?読めたらスゴい難読漢字、正解は?

  • 2022.8.25
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今回ご紹介する言葉は「終ぞ」。

「最終(さいしゅう)」や「終焉(しゅうえん)」などに使われる「終」に送り仮名の「ぞ」をつけた言葉ですが、一体なんと読むのかわかりますか?

日常的に使うことはあまりないかもしれませんが、多くの方が一度は見聞きしたことがある言葉ですよ。

「終ぞ」の読み方!

では、早速「終ぞ」の読み方を発表します。

「しゅうぞ」と読んだ方は、不正解!もちろん「おわりぞ」でもありませんよ。

では、ここで少しヒントを出しましょう。

読み仮名は全部で3文字です。「つ」から始まる言葉を考えてみてくださいね。

「終ぞあんな人に会ったことがない」や「彼は嘘など終ぞついたことがない」のように使われることが多いでしょう。

さあ、そろそろ読み方はわかりましたか?

正解は「ついぞ」でした!

「終ぞ」の豆知識

では、「終ぞ(ついぞ)」とはどういう意味なのでしょうか。

《打ち消しの語を伴って》これまでに一度も、いまだかつて。

出典:北原保雄編、明鏡国語辞典第二版、大修館書店(2017年4月1日版)p.1129

 

引用にもあるとおり、基本的には「終ぞ~ない」のように打ち消しの語とセットで使われます。「終」といえば小学3年生で習うので、漢字そのものは多くの方がご存知でしょう。

しかし、実は次のようにちょっと難しい読み方もあるんです。「終う」で「しまう」、「終に」で「ついに」と読みます。

小学生が知っている漢字でもこのように難しい読み方があるものは少なくありません。

たとえば「円」には「円か(まどか)」や「円やか(まろやか)」、「語」には「語げる(つげる)」や「語(ことば)」などの読み方もあります。

まとめ

いかがでしたか?

「終ぞ」は「ついぞ」と読みます。

漢字で書くことはあまりないかもしれませんが、この機会にぜひ覚えておいてくださいね!